ウーロン茶のカフェインはどのくらい?適切な摂取量や注意点を徹底解説

飲み物
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脂っこい食事をするときはさっぱりした飲み物が飲みたくなりますよね。そんなときにはウーロン茶がかかせない!という方も多いと思います。

ウーロン茶には脂肪を分解する効果があることは有名ですよね。

そのためダイエット効果も期待できる飲み物として注目されています。

ウーロン茶が脂肪を分解する成分はポリフェノールですが、他にもカフェインが含まれています。

カフェインは様々な効果、効能が認められている注目したい成分の一つです。

ウーロン茶にはどのくらいカフェインが含まれているのか、どんな効果があるのか見ていきましょう!

 

 




ウーロン茶にカフェインの量はどれくらい含まれているの?

 

普段何気なく飲んでいるウーロン茶には、カフェインが含まれていることを皆さんはご存知でしたか?

ウーロン茶に含まれるカフェイン量は、100mlに対して20mgとされておりこの量は緑茶と同じとされています。

ウーロン茶は緑茶と違い独特の苦味などが無いため、ゴクゴクとすんなりと飲めてしまいますが、実は緑茶と同じ量のカフェインが入っているのです!

「カフェインといえばコーヒーに多い」というイメージがあり、実際ウーロン茶と比較するとコーヒーは倍以上カフェインが含まれていますが、ウーロン茶はコーヒーよりも大量に飲めてしまうので注意しましょう。

例えば、ペットボトルのウーロン茶500mlだと、100mgのカフェインを摂取することになります。

夏場など暑い時期には喉が渇きウーロン茶を一気飲みするという場合も考えられます。

カフェインは一度に摂取すると体の代謝が追いつかず、悪影響が出やすくなります。

水分だとゴクゴク飲めてしまうため、知らないうちにカフェインの摂りすぎになる可能性があるのです。

夏場の暑い時期にウーロン茶を飲む際はペットボトルのウーロン茶を一気飲みするようなことは避けて、コップに注いでゆっくり飲むようにしましょう。

 

 

ウーロン茶のカフェインの量は他の飲み物と比較すると?

ほうじ茶

独特の香ばしい香りが特徴的なほうじ茶はウーロン茶と同じく飲みやすいお茶ですよね。

ほうじ茶のカフェイン量は100mlあたり20mgでウーロン茶と同じです。

胃への負担も比較的小さいため病院の飲み物として出されることも多いです。

ほうじ茶は、緑茶の葉を茶色くなるまで強火で焙煎して作ります。

この際カフェインが熱によって減るため、比較的カフェイン量が少なくなっています。

 

コーヒー

コーヒーにはいろいろ種類がありますが、インスタントコーヒーだと100mlあたり45mg、ドリップだと90mg、エスプレッソだと280mgのカフェインが含まれています。

エスプレッソはかなり多くのカフェインが含まれていますが、苦みが強いためで一度に100ml飲むことはほとんどありません。

ただし、エスプレッソが好きで1日に何杯も飲むという人は過剰摂取に注意しましょう。

 

コカコーラ

コカコーラのカフェイン量は、100mlあたり約10mgです。

ウーロン茶は同量で約20mgですので、約半分程度のカフェインを含んでいます。

コカコーラは子供でも好んで飲むことがありますので、カフェインは少量とは言え飲み過ぎには注意しましょう。

 

 

ウーロン茶などでカフェインを摂り過ぎるとどうなるの?

下痢の原因に

1日の適量を過ぎてしまうとウーロン茶に含まれるカフェインが下痢を引き起こす場合があります。

お腹が壊しやすい人や胃腸の弱い人は常温のものをゆっくり飲むことをおすすめします。

 

寝不足を引き起こす

ウーロン茶に含まれるは、摂取しすぎにより目が冴えてしまい寝不足の症状を引き起こしてしまいます。

睡眠時間が足りなくなってくると体調が悪くなったり、ダイエットの妨げになってしまいます。

寝る前にウーロン茶を飲むのは控えるようにしましょう。

 

胃痛、吐き気、嘔吐などの胃の不調

カフェインを過剰に摂取し、中枢神経系が過剰に刺激されると消化器管の刺激により下痢や吐き気、嘔吐することもあります。

胃酸分泌作用があり、大量に分泌されると胃痛、吐き気、嘔吐などの胃の不調が現れる人もいます。

ウーロン茶は脂肪を流す作用があるので飲み過ぎると胃に必要な脂肪まで落としてしまい、同じような胃の不調を起こすことがあります。

 

一日に摂取していいカフェインの量は?

 

カフェインは、成人で1日に100〜250mgくらいの摂取なら影響が出にくいといされています。

これ以上摂取すると、カフェインの強い覚醒作用により不眠や不安、緊張感などの中毒症状を生じる恐れがあります。

また、軽度の中毒症状では動悸、ほてりなどが起こることがあります。

やや重い症状ではめまい、頭痛などを感じることがあります。

カフェインは良い効能がたくさんある一方、量によっては毒になります。

身近なものだと毒だと感じずに摂取してしまいますが、過剰摂取は毒になるということは頭の片隅に置いておきましょうね。

カフェインの致死量は体重によって異なり、50kgの人の場合10gが致死量です。

ただし、これは一度に飲んだ場合の量なので、よほど一度に大量に飲まない限りは致死量にはなりません。

ただし人によっては100mg以下でも症状が現れる可能性があるので、自分にとっての適正量を知っておくことが大切です。

 

 

ウーロン茶のカフェインのせいで眠れなくなるって本当?

 

眠気覚ましのためにコーヒーを飲むということは多いですが、ウーロン茶を飲んで眠気覚ましをするという人は少ないのではないでしょうか?

しかし、コーヒーでもウーロン茶でもカフェインの作用は変わらないため、同じ量を摂取すればウーロン茶でも覚醒作用によって眠れなくなる可能性があります。

少しだけ仮眠をとりたいときや、眠気を吹き飛ばして目を醒ましたいという時に飲むのはいいですが、夕方以降に飲むとカフェインの影響で眠れなくなる可能性があります。

寝る前の一杯としてウーロン茶を選ぶのは避けた方がいいでしょう。

寝る前に飲みたいときには別の飲み物にするか、ノンカフェインのウーロン茶をおすすめします。

 

 

妊娠中にウーロン茶のカフェインは危険?

 

妊婦さんはカフェインの摂取は控えたほうが良いとされています。

「妊婦さんはカフェインを摂りすぎてはいけない」と言われることが多いのは、お腹の赤ちゃん成長に影響が出る可能性があるからです。

赤ちゃんは胎盤を通してお母さんから栄養をもらっていますが、ここにはフィルター機能がついていて有害なものは通さないようになっています。

しかし、カフェインは胎盤を通りやすいため、お母さんが摂取すると赤ちゃんに届いてしまい、赤ちゃんの中枢神経に作用して興奮状態にさせて、発育に影響を与える可能性があります。

また、カフェインには鉄分やカルシウムの吸収を妨げてしまう作用もあるため赤ちゃんに栄養をとられるため、カフェインの過剰摂取はお母さんにとっても危険です。

しかし1日に100mg以下であれば飲んでも大丈夫ということですので、ウーロン茶でいえば500mlまでは問題ないということですね。

ただし、ゴクゴクと飲んでしまうとすぐに制限値を超えてしまう恐れがありますので、妊婦さんはウーロン茶の飲みすぎは要注意です。

 

 

小さな子供にウーロン茶は控えた方がいい?

 

上記の「一日に摂取していいカフェインの量は?」でお伝えしたようにカフェインの致死量はその人の体重により異なります。

50kgの人だと10gですが、その半分の体重の子どもであればその半分でも致死量に到達してしまう危険性があります。

夏にゴクゴク勢いよくウーロン茶を飲み、知らないうちに過剰摂取してしまうと、子どもは体が小さいので影響が大きく出てしまう恐れがあります。

少量でも覚醒作用が強く出てしまい、眠れなくなったり、変に不安になったりすることもあります。

夜によく眠れないと、寝ている間に分泌されるはずの成長ホルモンの分泌量が減って発育に影響が出る可能性もあるので、特に遅い時間に大量に飲ませるのは避けたほうがいいでしょう。

飲むのであれば日中で、だいたい6杯以下(カフェイン量で120mg以下)くらいにしておきましょう。カフェインの作用は人によって異なるので、少なくても影響が出ることはあります。

過敏になりすぎる必要はありませんが、飲ませすぎには注意しましょう。

また何か様子がおかしいと感じたら、量を調整するようにしましょう。

 

妊娠・授乳中にはノンカフェインのウーロン茶がいいかも!?

妊娠中、授乳中の方でウーロン茶を楽しみたい!という場合には、カフェインレスのウーロン茶をおすすめします。

茶葉を買ってきて自宅でカフェインレスのウーロン茶を入れると香りも楽しみながらゆったりと楽しむことができます。

ウーロン茶の茶葉5g 、水500ml、氷500g 茶葉を冷水ポットに入れて、茶葉を開きやすくするため少しだけお湯を入れてすぐにお湯だけ捨てます。次に氷を入れてから水を注ぎます。

カフェインは温度が低いと抽出されにくいので氷水を使うようにしましょう。

そして冷蔵庫で2時間程度冷やします。この作り方であれば、抽出されるカフェイン量が少ないので苦味が少なく、さっぱりした飲みやすい味になります。

 

 

ウーロン茶には良い効能もたくさん!適切な摂取量でウーロン茶ライフを楽しもう!

中性脂肪を燃焼させる

ウーロン茶に含まれるポリフェノールには脂肪分解促進をする効能があります。

ポリフェノールは食事の時に体に入ってきた脂肪が、身体に吸収するために分解することを妨げるため、脂肪が分解されないと身体に吸収されずにそのまま腸に運ばれます。

腸内でも吸収できませんので、その後分解されていない脂肪は体外に排出されます。

ダイエットに関心がある方は食事にとりいれると良いですね。

 

血圧を下げる効能

ウーロン茶に含まれるテアニンというアミノ酸の一種には、リラックスさせる効果があります。

リラックスすると血管がゆるみ、血圧を下げる効能があります。

またウーロン茶ポリフェノールは血圧を上昇させるアンジオテンシンと言うホルモンの活性を阻害する働きがあります。

 

アンチエイジング

ウーロン茶に含まれるポリフェノールは抗酸化作用がビタミンEよりも強く、アンチエイジングの大きな味方になります。

また老化原因になる「活性酸素」を除去してくれる効能があり、抗酸化酵素の「SDO」の働きを助け、肌の老化の進行を妨げてくれる効能もあります。

さらに、タンニンは毛穴や皮脂腺を引き締め、ウーロン茶の抗酸化パワーはビタミンCの約2倍です。

オイリー肌の人にもウーロン茶はとても効果があります。

余分な脂肪を除去してくれる働きがありますので、いつも肌がべたべたしている人がウーロン茶を毎日適量に摂取するとサラサラの肌に変化していきます。

 

リラックス効果

アミノ酸の一つ「テアシン」と言う烏龍茶のうま味成分には、リラックス効果や集中力、記憶力が高まる効果があります。

その他脳の興奮を抑えて、神経を落ち着かせてくれる効能があり、ストレス解消や疲労回復にもつながる効果があります。

仕事や勉強で疲れたときに1杯飲むだけで、ゆったりとリラックスできそうですね。

 

 

おわりに

 

いかがでしたか?

ウーロン茶を飲む際にはカフェインの過剰摂取には十分注意してくださいね。

飲みすぎは良くありませんが、一方で女性にうれしい効果、効能もたくさんあります。

食事との相性も良いので積極的に取り入れていきたいですね。

毎日の食事やシーンに合わせて効果的に取り入れ、ウーロン茶でさらに健康になりましょう!

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