ミントは爽やかな香りが特徴でお菓子や料理などによく活用されています。
ミントは香り付けのためだけでなく、健康や美容にも効果があることをご存知でしょうか?
ミントを活用することで嬉しい効果が期待できますよ。
ここではミントに秘められた9つの効能について紹介します。
ミントの活用方法、副作用などについても紹介していますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
目次
そもそもミントって?
ミントといっても種類は40種程度あるとされ、シソ科ハッカ属の総称としてミントという言葉が使われています。
ミントと聞くと爽やかな香りをイメージする人も多いと思いますが、それぞれの種類によって香りも違います。
日本でお馴染みの香りのミントもあれば、グレープフルーツやバナナ、チョコレートのような香りのミントもあります。
日本に自生しているハッカはジャパニーズハッカとも呼ばれています。
ハッカとミントとは違うと思っている人もいるかもしれませんが、ミントの和名がハッカです。
ハーブティーや料理などの香り付けとして活用されているミントですが、薬用のミントなどもあり、民間療法にも活用されているようです。
ミントの9つの効能
抗菌効果
ミントの特徴としてメントールが豊富に含まれていることがあります。
ミントは清涼感を感じますが、これはメントール成分が含まれているからです。
メントールには清涼感だけでなく強い抗菌効果があります。
この抗菌効果によって口臭や体臭を予防する効果が期待できるでしょう。
またミントには麻痺作用もあるとされ、虫歯や歯痛などにも効果的とされています。
血管拡張作用
ミントに含まれるメントールには血管拡張作用があるとされています。
育毛剤などにはメントールなどがよく使われていますが、この血管拡張効果によって毛根に栄養成分を送りやすくするために活用されているようです。
頭痛の緩和
ミント香りには頭痛を和らげる効果が期待できるとされています。
ミントに含まれるメントールには頭部の筋肉の緊張を和らげてくれるとされています。
ストレスが多い現代では緊張型頭痛で悩む人も多いです。
そんな時にミントの香りを嗅ぐことで筋肉の緊張が和らいで頭痛を緩和させることができます。
覚醒効果
メントールが含まれているミントは覚醒効果もあるとされています。
メントールの香りを嗅ぐと頭がスッキリすると感じる人もいるでしょう。
夜遅くまで仕事をする時でもミントの香りを嗅ぐことで眠気を吹き飛ばしてくれて、脳も働きも改善させることができますよ。
健胃作用
ストレス社会では胃に大きな負担をかけてしまい、胃のストレス潰瘍になってしまう人もいます。
この胃のストレス潰瘍にミントが効果的という報告があります。
これはマウス実験で実証されていて、ペパーミントを投与したマウスの潰瘍面積が減少されたとのことです。
人を対象にした実験ではペパーミント粉末50mgを1日6回、2週間摂取すると胃もたれの症状が緩和されたそうです。
これらの実験からもミントを摂取することで健胃作用が期待できます。
老化防止
ミントにはフラボノイドが含まれています。
このフラボノイドには強い抗酸化作用があり、細胞の老化防止効果が期待できることから、ガン予防にも効果があるのではと期待されています。
メラニンの抑制
ミントにはタンニンという渋味成分が含まれていて、このタンニンにはメラニンを抑制する効果があるとされています。
また肌を引き締める効果もタンニンにはあるとされ、肌を引き締めて美白効果も期待できます。
下痢の緩和
タンニンを摂取すると腸内でタンパク質と結合して保護膜を作るとされています。
このことで腸内の炎症や運動を抑えて下痢を緩和することができるので、ミントは下痢止めの生薬としても活用されているようです。
ただタンニンを摂取し過ぎると便秘になってしまうので、過剰摂取には注意が必要です。
アレルギー症状の改善
ミントにはミントポリフェノールという成分が含まれ、この成分によってアレルギー症状の改善が期待できるとされています。
ミントの中でもお馴染みのペパーミントにはこの成分が多く含まれているとされ、アレルギー症状の緩和を期待するならペパーミントを活用するのが良いでしょう。
アロマオイルのミントの効能は?
ミントは食べるだけでなく、アロマオイルの香りを嗅いだり肌に塗ったりすることでも効果を得ることができます。
ミントに含まれているメントールによって清涼感を感じることから、リフレッシュ効果が高いです。
何となくやる気が出ない、仕事や家事をする必要があるのに眠気がするというときにミントのアロマオイルでリフレッシュすることができそうです。
メントールは鼻炎などの薬にも使われていて、鼻水や鼻づまり、花粉症などの鼻炎の症状の時にミントのアロマオイルを活用すると症状の緩和が期待できます。
また頭痛や筋肉痛の時にアロマオイルを使うことで症状が改善されますし、日焼けなどをして体がほてっている時でもクールダウンのためにミントのアロマオイルを肌に塗っても良いでしょう。
ミントに虫除けの効能はある?
ミントには虫除け効果があるとされています。
ミントを栽培しても虫除け効果があるという考えもありますが、それほど大きな期待はできないようです。
ミントの虫除け効果は香りによって得られるものなので、ミントの精油を活用するのが効果的です。
ミントの精油を使えば自作で虫除けスプレーを作ることもできますよ。
市販されている虫除けは肌に合わない、苦手な人はミントの精油で虫除けスプレーを作るのもいいかもしれませんね。
虫除けスプレーを作る時に用意するものとしては、
- ミントの精油
- 精製水
- エタノール
- スプレー容器
です。
ネットやドラッグストアなどでこれらは用意することができるので、手軽にミントの精油を使った虫除けスプレーは簡単に作れます。
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入浴剤
出典:Instagram
ミントはメントールの作用によって清涼感も感じることから入浴剤として活用してみましょう。
特に夏にはミントを入れることでさっぱりとお風呂を楽しむことができますよ。
お茶パックや布袋など目の細かい網の袋にミントを入れて、そのままお風呂に入れるのもいいですし、ミントを刻んで鍋で20分ほど煮立たせてからお風呂に入れてもいいですよ。
夏にはミントを使って爽快さを感じるお風呂を楽しんでみましょう!
料理に使う
出典:Instagram
ミントはよく料理にも使われていて、爽やかなアクセントを料理に加えることができます。
肉料理や魚料理、デザートにもとても相性がいいです。
鉢植えなどでミントを育てておけば、いつでも新鮮なミントを使うことができますね。
乾燥させたミントをすりつぶして、焼き塩を混ぜてミント塩を作るのも良い方法です。
ミント塩を作っておけば、手軽に肉や魚にミントの香りをつけながら下味をつけることもできますし、仕上げにふりかけてもいいですね。
ハーブティー
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ミントの効果はお茶にしても得ることができます。
お茶なら生でなくても乾燥ミントでも使うことができるので保存もしやすいですね。
仕事や家事の休憩時間などはミントを使ったハーブティーでほっこりとした時間を過ごしてみましょう。
窓辺にミントを飾る
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風通しの良い場所にミントを飾るのも良いでしょう。
窓辺や玄関先など、風が入ってくるたびにほのかにミントの香りを感じることができますよ。
消臭・殺菌アイテムとして使う
出典:Instagram
ミントには爽やかな香りがありますし、殺菌効果もあることから、ミントティーの余りを掃除に活用するのも良いでしょう。
床やテーブルなどを拭くときには、ミントティーで雑巾を濡らしたりスプレーして拭いたりするだけで消臭・殺菌効果が期待できますよ。
ハッカ油を活用する
出典:Instagram
最近、ハッカ油が人気を集めているようです。
ミントからエキスを抽出したハッカ油は手軽にミント効果が得られることで人気を集めているようです。
ハッカ油を制汗スプレーとして活用したり、消臭剤、ヘアートニック、網戸やゴミ箱の虫除けに使ったりしているようです。
夏は足のムレや臭いが気になりますが、ハッカ油を足の裏に塗ってから靴下を履くことで、スーとして足のムレや臭い予防になりますよ。
モヒート
出典:Instagram
お酒が好きな人はモヒートを楽しんでみてはいかがでしょうか。
モヒートは、サトウキビの廃糖蜜や搾り汁を原料として作られるラム酒をベースとしたお酒のことです。
- ライム1/2個
- ブラウンシュガー適量(ガムシロップでもOK)
- ラム酒50ml
- 炭酸水50ml
- ミントの葉20枚程度
を用意します。
グラスにライムとブラウンシュガーを入れて、ライムをつぶしながらブラウンシュガーを溶かした後にミントを入れて軽くつぶします。
後は氷、ラム酒、炭酸水の順で入れて完成です。
ミントに副作用はあるの?
ミントには様々な良い効果があるのですが、副作用が出ることもあります。
適量の摂取なら問題はないとされていますが、ミントを過剰摂取すると副作用が出ることがあるようです。
ミントには健胃作用がありますが、過剰摂取をすることで粘膜が乾燥して胃痛の原因となることもあります。
また未熟な子供が摂取をすることで中毒症状が出ることもあるので注意が必要です。
大人でも妊娠中や授乳中の人は注意をしましょう。
ミントにはリラックス効果があるので、思うように行動できない妊娠中や子育ての時にもミントは大きな助けとなります。
しかし、妊娠中や授乳中の人がミントを過剰摂取すると子宮収縮作用によって赤ちゃんに負担がかかったり、母乳の出が悪くなったりします。
適量ならミントティーを飲んでもいいかもしれませんが、くれぐれも飲み過ぎには注意をしましょう。
気になる人は控える方が良いかもしれませんね。
ミントは刺激が強いこともあり、肌が弱い人は精油やハッカ油を肌に塗るのは避ける方が良いでしょう。
おわりに
ここではミントの効能について紹介してきました。
ミントは生のミントだけでなく、乾燥ミント、アロマオイル、ハッカ油などがあり、様々なことに活用することができます。
ただ摂取するときにはくれぐれも過剰摂取には注意する必要があります。
上手く使えば様々な効果が期待できるので、ミントを生活の中で活用してみてはいかがでしょうか。
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