毎日忙しい生活を送っていると、誰でも朝起きるのが辛いと感じることがあります。
しかし、この朝起きるのが辛いことが当たり前となっている人は、日常生活に悪影響を与えることがあります。
ここでは、目覚めが悪いことでのデメリットとその原因、快適な朝を迎えるための方法について紹介します。
いつも朝は目覚めが悪い、快適な朝を迎えたいと考えている人はぜひ参考にしてくださいね。
目次
朝起きるのが辛い!布団から出たくない!そんな経験はありませんか?
誰でも朝起きるのが辛いといった経験をしたことがあるでしょう。
これには、睡眠時間の不足や睡眠の質の低下が考えられます。
睡眠時間が不足していれば体の疲れがまだ残っているため、どうしても目覚めも悪く布団から出たくないといった気持ちになります。
また、睡眠時間は十分にとっていても睡眠の質が悪いのであれば同じ症状となります。
睡眠不足や睡眠の質の低下は、日常生活に悪影響をあたえることになり、しっかりと原因を知り改善することが大切です。
不快な目覚めにはこんなデメリットが!
社会生活への悪影響
不快な目覚めの時には、気分も優れないものです。
このことで、対人関係が悪化することもあります。
特に怒っているわけでもないのに、周りの人から見れば不機嫌そうに見えたり、人と話すのも面倒と感じてしまい人と接することを避ける人もいるでしょう。
これでは良い社会生活を送ることは難しいですね。
健康への影響
寝不足は、健康にも悪影響を与えます。
睡眠時間が1時間減っただけでも、糖尿病やガンになるリスクが高まるといった報告があります。
また、睡眠時は免疫力が高まり、体に悪影響を与えるウイルスなども撃退してくれます。睡眠の質が低下することで免疫力が低下し風邪をひきやすくなります。
その他にも、高血圧や動脈硬化を引き起こし、心臓病へのリスクも増すと言われています。
また、睡眠不足の状態では精神状態も不安定になりやすいのもデメリットです。
太りやすくなる
睡眠不足になると、食欲を増すグレリンというホルモンが増え、逆に食欲を抑えるレプチンというホルモンが減ると言われています。
このことで、カロリーの摂取量が増えてしまい肥満の原因にもなると考えられています。
どうしてなかなか起きれない?朝起きるのが辛い原因とは
睡眠不足
朝起きるのが辛いのは単純に寝不足が原因となっていることが多いです。
仕事が忙しい時には、家に帰る時には深夜になっていることもあるでしょう。深夜まで仕事をしていたからといって、翌日は朝から出勤をする必要があります。
このような生活をしていたのでは、朝起きるのが辛いのは当然のことでしょう。
仕事で忙しい場合にはどうしようもないこともありますが、遊びで深夜まで起きていた場合には、それは自分の行動が招いたことです。
朝の目覚めの悪さは様々なことに影響することからも、夜更かしを控え、早めに寝ることが大切です。
セロトニンの分泌の低下、自律神経の乱れ
ストレスの多い生活をしていたリ、乱れた生活習慣を送っていると自律神経が乱れてしまいます。
通常であれば、夜になれば体をリラックスさせるために副交感神経が働き、朝になれば交感神経が働きます。
しかし、自律神経が乱れると朝になっても交感神経が上手く働かず、起きるのが辛いといった状態になります。
また、セロトニンの分泌が低下すると朝の目覚めが悪くなります。セロトニンは神経伝達物質で、交感神経と副交感神経の切り替えをするために必要になります。
また、セロトニンは睡眠ホルモンとも呼ばれるメラトニンの材料ともなる物質です。
この自律神経とセロトニンの働きの悪化によって、朝起きるのが辛くなってしまいます。
朝の目覚めがスッキリ!最高に幸せな気分で起きる方法
光を浴びる
朝の目覚めをスッキリさせる方法の一つがセロトニンの分泌を促すことです。
このセロトニンを最も手軽に分泌させる方法が日光を浴びることです。
強い光を浴びるとセロトニンが分泌されます。セロトニンが分泌されると、スッキリとした朝を迎えることができます。
寝る前にはカーテンを開けて日光が部屋に入りやすくすると、自然に太陽の光を浴びることができます。
その他にも、光目覚まし時計を利用するのも良い方法です。このアイテムを利用すれば、夜に働く人でも光によって目覚めることができます。
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寝る前に睡眠アロマミストを使う
朝スッキリと目覚めることができない理由の一つが、すぐに寝付けないことです。
なかなか寝付けないことで睡眠時間が減ってしまい、十分な睡眠がとれないことで不快な目覚めともなります。
睡眠アロマミストは、効果的な香りによって眠りに導いてくれます。なかなか寝付けないことで朝起きるのが辛い人には最適なアイテムです。
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GABAを摂取する
就寝時に脳が活発な状態だとなかなか眠りにつくことができません。GABAはそのような興奮状態を抑え、リラックスした状態にさせてくれるので快眠に効果的です。
睡眠中に体内のGABAは最も多く生成されるため、GABAが不足すると
という悪循環に陥ってしまうのです。
そのため、睡眠に関する悩みを持っている方はGABAを取り入れてみると良いでしょう。寝る前の30分~1時間前にGABAを摂取するとより効果的といわれています。
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寝る前の生活習慣の改善
コーヒーや緑茶などには多くのカフェインが含まれています。
このカフェインは覚醒させる働きがあり、寝つきが悪くなる原因となります。
また、寝つきが悪い人は、アルコールを飲んでから寝る人もいるでしょう。アルコールは寝つきをよくする効果があるのですが、睡眠の質を低下させる、利尿作用によって夜間に起きてしまうなどのデメリットもあります。
タバコも、血圧を上昇させ脈を速くすることから睡眠に悪影響を与えます。
また、寝る前にパソコンやスマホなどから強い刺激を受けることも睡眠の質を悪化させる原因です。
朝の目覚めをよくするには、寝る前の生活習慣の改善も必要です。
テアニンが豊富に含まれた飲み物を飲む
テアニンが豊富に含まれた飲み物を飲むことで、質の高い睡眠を取ることができます。
テアニンという成分を初めて聞いた方は、テアニンにはどんな効果があるのか疑問に感じている方もいるでしょう。
そこで、テアニンがなぜ睡眠をサポートするのかについてわかりやすくご紹介します。
図:テアニンが安眠へと導くメカニズム
テアニンには体や脳をリラックスさせる作用があり、安眠へと導いてくれます。
具体的には3つの作用が働いているとされています。
- グルタミンによる覚醒状態をコントロール
- 交感神経の働きを抑制する
- 血液脳関門を通過し、脳をリラックスさせる
ストレス社会でいつも緊張状態にある方でも、安心して摂取できるテアニンによって睡眠の悩みを解消できます。
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おわりに
朝起きるときに目覚めが悪いことには、様々なデメリットや原因があり、その目覚めも工夫次第で改善が可能なことが分かっていただけたのではないでしょうか。
生活を送るうえで睡眠はとても重要な意味があります。
体の健康状態を保ったり、精神を安定させるためには、この睡眠を十分にとる必要があります。
今まで朝起きるのは辛いのは当たり前と思っていた人も、日頃の生活習慣を見直して目覚めの良い朝を迎える工夫をしてみましょう!
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