雨の日に体調が悪くなる5つの原因。めまいやだるさを改善する方法は?

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雨の日に頭が痛くなったり、だるい、めまいといった症状が出てしまうことはありませんか?

実は雨の日に体調が悪くなってしまうという人は現在日本で1000万人もいるといいます。

このように雨などの天気によって体調不良が起こってしまう疾患のことは「気象病」と呼ばれ、たくさんの人が苦しんでいます。

今回は、雨の日に体調が悪くなる原因や改善する方法についてご紹介します。

 

 




雨の日になると頭痛やめまい・だるさなど、体調や気分が悪くなることありませんか?

 

雨の日になんとなくだるい、体調が悪いといった症状が出てしまう事はありませんか?

症状は様々で、頭痛がしたり、めまい、倦怠感などが出たりと人によって違う症状が出る事がほとんどです。

雨の日に体調が悪くなってしまう大きな原因として挙げられるのが、天気が崩れてしまう原因でもある「低気圧」です。

気圧は空気による圧力のことで、低気圧では空気が周囲から吹き込んで雲が出来上がって天気が崩れてしまいます。

この気圧の大きな変化によって自律神経のバランスが崩れてしまい、体調不良が起こるという仕組みになっています。

 

あの独特の雨の匂いの正体って?

雨が降る前や雨が降っている最中に、独特な水の匂いや土の匂いが混ざったような香りがする事がありますよね。

この特徴的な雨の匂いは、「ペトリコール」という名前がついていて、様々な大学でメカニズムが研究されています。

このペトリコールには「ゲオスミン」という土の匂いの成分や岩石に含まれている油の香りなどが混ざってできています。

他にも雨の匂いとして感じられるものにはオゾンの香りがあります。

オゾンは酸素が空気中で電解した時に感じられる香りで、とても爽やかですがすがしい良い匂いがします。

これらの雨の香りは基本的に良い匂いなので、好きだという方が多いですよね。

 

 

雨の日に体調や気分が悪くなる人の特徴は?

 

雨の日に体調が悪くなってしまう人と雨の日でも元気な人の間には、どのような差があるのでしょうか?

雨の日に体調が悪くなってしまう人の特徴としては、以下の2つが挙げられます。

  1. 自律神経が崩れがちになっている
  2. 乗り物酔いしやすい

自律神経が崩れてしまっていると、雨の日だけではなく体調を崩しやすくなってしまいます。

自律神経が崩れてしまうのはストレスが溜まってしまったり、仕事などで長時間労働をしたりした時なので、頑張りすぎには気をつけましょう。

乗り物酔いをしやすい人は、耳の中にある三半規管や前庭という部分が乗り物酔いをしない人に比べて敏感だという特徴があります。

乗り物酔いは乗り物の揺れや加速や減速などの刺激で引き起こされてしまうもので、同じように気圧が低くなるという刺激で反応してしまうと言われています。

そのため、自律神経が崩れがちな人や乗り物酔いをしやすい人は雨の日に体調を崩しやすいかもしれません。

 

 

雨の日に体調や気分が悪くなる5つの原因

 

雨の日に体調が悪くなってしまう原因は、低気圧だけではありません。

様々な原因が一緒に起こる事で体調不良になってしまっているというケースもあります。

雨の日に体調が悪くなってしまう原因には、主に以下の5つが挙げられます。

  1. 低気圧で体が膨張している
  2. 副交感神経が強く作用している
  3. 自律神経のバランスが崩れている
  4. 季節の変わり目で天気が崩れがちになっている
  5. 体に水分が溜まっている

低気圧で体が膨張している

低気圧になると、体にかかっていた空気の圧力(=気圧)が低くなってしまいます。

圧力が低くなるとそれまで抑えられていた部分が膨張してしまうのですが、人間の体でも同じ事が起こります。

血管や細胞、中が空洞の臓器などが膨張する事で頭痛が起こったり、むくんだりします。

 

副交感神経が強く作用している

晴れている日は朝から日中、夕方にかけて交感神経が優位に働いています。

これは活動的に生活するために体が自動的に切り替えているのです。

晴れている日は交感神経が優位なのですが、雨の日になると朝や日中、夕方も副交感神経の方が強く作用してしまいます。

体が自動的に副交感神経の方を優位にさせているので、交感神経を優位にするのはとても難しいとされています。

 

自律神経のバランスが崩れている

自律神経のバランスが崩れてしまうと体調が悪くなってしまうと先ほどご紹介しましたが、雨の日は自律神経のバランスを崩しやすくなっています。

気圧が低くなってしまっているため、人間の体は普段の状態に体内を戻そうとして自律神経のバランスが崩れてしまいます。

そのため、ストレスが溜まっている状態で雨の日になるとより自律神経が崩れてしまうのです。

 

季節の変わり目で天気が崩れがちになっている

小雨や天気雨ではそこまで体調が悪くなってしまうことはないという人も少なくないのですが、季節の変わり目には注意が必要です。

季節の変わり目で天気が崩れている日が多くなってしまうと、小さな刺激でも体が敏感に反応し、体調を崩してしまう事が増えてしまいます。

そのため、季節の変わり目には要注意です。

 

体に水分が溜まっている

天気が崩れて湿っぽい空気の日が続くと、紙類が湿気ってしまったという経験をした事がある人も多いのではないでしょうか。

実は、人間の体も紙と同じように湿気ってしまう事があります。

体にたくさんの水分が溜まって放出できない状態になってしまうと、体の中の様々な部分に水が溜まってしまいます。

そのせいでむくみや頭痛などの体調不良が起こってしまうのです。

 

 

雨の日に体調や気分が悪くなる時に改善する6つの方法

雨の日に体調が悪くなってしまう原因には、自分ではどうすることもできないものもいくつかありました。

そのため、体調が悪くなってしまうことを防ぐというよりも体調が悪くなった時に改善する方が気分的にも楽ですよ。

ここでは、以下の6つの雨の日の体調不良を改善する方法をご紹介していきます。

  1. 頭痛には我慢せずに薬を使う
  2. マッサージをする
  3. 節々を抑える
  4. 雨の音を聴く
  5. 眠い時は我慢せずに寝る
  6. 温かい飲み物でリラックスする

それでは、これらの方法について1つずつ見ていきましょう。

頭痛には我慢せずに薬を使う

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雨の日に頭痛がしてきてしまったら、我慢せずに薬を使うようにしましょう。

我慢していても良くなることはあまりないので、今ある症状を改善するためにも我慢せずに薬を使用しましょう。

また、我慢できないほど痛くなる前に薬を使うことで強い痛みを予防する事ができますよ。

また、内耳の調整をする薬を飲んだ患者さんが雨の日の体調不良が緩和されたというケースもあるので、かかりつけの耳鼻科がある場合は相談してみるのも良いですよ。

 

マッサージをする

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頭痛やむくみには、マッサージが効果的だと言われています。

低気圧による体調不良には耳のマッサージが効果的で、耳を上下左右に引っ張ったり、ゆっくりと回すマッサージが推奨されています。

他にも首回りのマッサージをする事で頭痛の緩和が期待できます。

 

体を抑える

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低気圧によって体の圧迫が減ってしまう事で血管や細胞が膨張してしまうため、圧迫する刺激を適度に与えてあげるとむくみや頭痛を改善する事ができます。

むくみやすい足や関節痛が起こっている部分にサポーターや靴下を着用して抑えてみましょう。

また、ストレッチをこまめにする事で楽になるという場合もあるので、試してみるのも良いですよ。

 

雨の音を聴く

出典:Instagram

 

頭痛やむくみを引き起こしてしまう雨の音を聴くだけで憂鬱だという人も少なくありません。

ですが、実際は雨の音には「1/fゆらぎ」という自然界にしか存在しないリズムがあります。

この「1/fゆらぎ」は人間にとって血液循環を促進してくれたり、内臓の働きを促進したり、癒し効果があったり…と様々な良い効果があります。

そのため、雨の日は雨音を聞いてゆっくり過ごす事で頭痛や体調不良が緩和される事がありますよ。

 

眠い時は我慢せずに寝る

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副交感神経が優位になってしまう雨の日は、どうしても眠気がひどくなってしまう事がありますよね。

副交感神経が優位になっている時は体が休もうとしているので、無理に起きているよりも一度寝て起きた方がスッキリする事が多いですよ。

そのため、眠い時は我慢せずに仮眠をとったり、夜は早めに寝たりするように心がけましょう。

 

温かい飲み物で暖める

出典:Instagram

 

雨の日はこれまでご紹介したように体調が悪くなってしまったり、冷えの症状がひどくなってしまう事があります。

そのため、温かい飲み物を飲んで体の内側から暖めると体調不良の改善に効果があります。

 

 

実は雨には癒し効果がたくさん!雨を上手に活用してみよう

 

雨の日は体調が悪くなってしまうこともあり、雨があまり好きではないという人も多いですよね。

ですが、先ほど「1/fゆらぎ」をご紹介したように、雨にはさまざまな癒し効果があります。

「1/fゆらぎ」によってリラックス効果があるだけではなく、雨の匂いや雨の音にも人を落ち着かせてくれたり、リラックスさせてくれたりする効果があります。

また、雨には集中力を高めてくれる効果があるので読書や勉強に適している天気と言えますね。

他にも雨の日は寝つきが良いと感じたことはありませんか?

雨の音によるリラックス効果と雨によって外の音を遮断する効果で眠りに入りやすくなるのです。

雨を上手に活用して雨の日を楽しみましょう!

 

・こちらの記事で雨の癒し効果や魅力について紹介しています

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おわりに

 

雨の日に体調が悪くなってしまうのは、低気圧や副交感神経など自分では防ぎようがない原因が多くありました。

そのため、痛みがある場合は我慢せずに薬を飲んだり、温かい飲み物でリラックスをしたりと体調不良を改善する方法を取る事が大切です。

雨自体にもリラックス効果や快眠効果があるので、雨と上手に付き合って雨を楽しめるようになりましょう!

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