静電気を除去する方法5選。環境や体質による静電気の影響も紹介!

習慣・方法
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寒い季節になるとやってくる静電気。

ドアノブなどに触れた時に発生する静電気特有の「バチッ」という衝撃に嫌な思いをした方は多いと思います。

そんな私たちの身近に発生する静電気ですが、その発生原因や対策などについては意外と知らないのではないでしょうか?

実はちゃんと対策をすれば静電気を回避することができるのです

そこで今回は、静電気の発生要因から除去方法までをご紹介します。

 

 




静電気ってどんな状態?

 

私たちの体をはじめ、身の回りにある物はたいてい電気を蓄えています。この電気には「プラス」と「マイナス」に分かれており、このバランスが取れている場合には問題ありません。

しかし、「マイナス」の電気は移動しやすく「プラス」の電気が多くなった状態なることがあります。この状態のことを「帯電」といい、電気の流れにくい物質でよく起こります

電気が流れにくいため「帯電」した電気は動きません。この蓄えられた動かない電気を「静電気」といい、電気を通しやすいものに触れない限り電気が流れないのです

 

 

静電気が発生しやすい環境

 

静電気は気候や環境によって発生率が変わってきます。静電気が最も発生しやすいといわれている環境は気温と湿度が低い環境のときです。

具体的に静電気が発生しやすい環境として

・ 気温25度以下
・ 湿度20%以下

に起こりやすいとされています。

つまり、秋から冬にかけての乾燥した時期は静電気が発生しやすい状態であるといえますね。さらに湿気のなくなった室内では静電気がより発生しやすい状態となるため注意が必要です。

 

 

静電気が発生しやすい体質

 

「静電気体質」である

同じ環境にいても静電気の衝撃を強く受ける人と受けない人がいます。

静電気の衝撃を強く受ける人は「静電気体質」であり、一般的に自然放電ができない人のことをいいます。

これは普段の生活であまり運動をしなかったり不規則な生活を送っていると体内の血液がドロドロな状態になり、自然放電が上手くできない原因となっているのです

 

「乾燥肌」である

帯電しやすい体質のもうひとつの大きな原因が「乾燥肌」にあるといわれています。

湿度と肌表面の水分がある程度潤っていれば、水分を使って電気が空気中に自然放電されるため、体内に電気を溜め込みにくいといわれています。

しかし、肌が乾燥していると皮膚の表面から放電しづらくなり静電気特有の「バチッ」が多くなるのです

 

 

静電気を除去する方法

 

ドアを開ける前に壁を触る

簡単にできる方法としてドアを開ける前にアスファルトやコンクリートに触ると良いでしょう。室内であれば壁のクロス扉の木材などでも良いです。

このように「帯電」した電気をゆっくり逃がすことで静電気の発生を防ぐことができます。

また電気をゆっくり逃がすものとして

・ 紙
・ 木
・ アスファルト
・ 石
・ レンガ

などでも効果があります。

金属やプラスチック、ガラスの素材などは効果がないので気をつけましょう。

 

肌を保湿する

肌を保湿をするだけでも静電気を除去する働きがあります。乾燥肌の人はハンドクリームなどを使って手肌を潤しておきましょう。

 

衣服の着合わせを考える

出典:(http://www.garafaku.com/ele/03action/hold03.html

 

静電気の強さは着ている衣服によって変わります。

上の表で離れている素材同士の組み合わせほど静電気が強くなるといわれていますので、着合わせを考えて身に着けるようにしましょう。

 

湿度を高くする

部屋が乾燥していると静電気が空気中に逃げられないので電気を溜め込みやすくなります。

そのため加湿器などを使って、室内が乾燥しすぎないように注意しましょう。

一般的には室内の湿度は50〜60%に保つと良いとされています。

 

静電気除去ホルダー

静電気を除去できるキーホルダーも静電気除去に効果的です。どこでも放電することができるのでとても便利ですね。

ドアノブや車のボディなど金属に触れる直前に、”ビー”の金属部分を握りながら、先端をドアノブ等にタッチさせれば静電気が除去できます。しっかり抑えてくれるキーリングが付いているので持ちやすく、形状がスリムで薄いため携帯しやすいです。

 

 

おわりに

 

いかがでしたでしょうか?

静電気の発生しやすい環境や体質についてはすぐに改善することは難しいですが、簡単に静電気を除去する方法もありましたね。

またミネラルが豊富に含まれている飲み物も効果的です。それはミネラルは体内に入ると水に溶けてイオンになり、静電気を中和するといわれているからです。

このように静電気が発生するメカニズムを知って、静電気を発生させないようにしていきたいですね。

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