干し野菜という言葉自体は知っている方も多いと思いますが、その魅力についてはあまり知られていません。
最近、美容や健康を意識している方の間でブームになっている干し野菜ですが、実は元々、保存するのが難しい生野菜を長期保存するために考えた、昔ながらの知恵の一つなのです。
そんな昔から親しまれてきた干し野菜の魅力について、わかりやすくご紹介します。
干し野菜って
干し野菜とは、日の当たる場所で干した野菜のことです。スーパーで売られている切干大根や干し椎茸も干し野菜の一種です。
干し野菜には、調理用に半日から1日程度干したセミドライと、長期保存用に数日間乾燥させたフルドライの2種類があります。また、工用の機械や調理器具を使って作られた干し野菜もあり、野菜チップスが有名ですね。
干し野菜の3つの魅力
① 長期保存ができる
干して野菜の水分を抜くので、乾物と同じように長く保存することができます。また、干すことで野菜がコンパクトになり保存場所の確保に困る必要がないのもいいですね。
乾燥状態によって保存期間が変わりますが、フルドライの場合は密閉できる容器や袋に入れて、常温で数週間程度、冷凍庫で半年程度も保存することが可能です。
② 栄養価と旨みがアップする
野菜の余分な水分が抜けて乾燥することで、本来持っている栄養成分が増し、旨みが凝縮されます。野菜特有の青臭さもなくなり、今までだったら捨てていた皮や葉の部分も美味しく食べることができます。
また、干し野菜から取れる出汁は、生の野菜からは引き出すことが出来ない旨みが含まれているので、煮物や汁物などの料理に使えばいつも以上のおいしさを味わうことができます。
③ 料理の手間が省ける
手作りの干し野菜なら調理しやすい形に切っておくと、下ごしらえの手間を省くことができます。干し野菜を上手に使えば、日々の料理にかかる手間を大幅に減らすことができるのです。
また、干し野菜は水分量が少なくなっているので調味料が浸透しやすく、火の通りも早くなるので短時間での調理が可能です。
おわりに
野菜を干すことによって、こんなにもメリットがあるのですね。
そんな干し野菜の作り方を、準備から完成までわかりやすくご紹介していますので良かったらこちらもどうぞ。
「作ってみたいけどなんだか面倒くさそう」と思っている方も多いと思いますが、干し野菜の基本は、野菜を切って表面の水分を拭き取り天日干しするだけなんです。
干し野菜はとっても簡単に作ることができるので、是非一度、試してみてはいかがでしょうか?
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