みなさんは普段、森林浴に出かけますか?
「言葉は聞いたことあるけど、どんなものかよくわからない…。」
「やってみたいけど、なかなか行動に移す機会がない…。」
そんな方は多いと思います。特に都会に住んでいる方は、普段自然と関わることも少ないのではないでしょうか。
しかし、いざ自然豊かな森や公園に足を運んでみると、想像以上の癒しを得られることに気づくことがあります。
そこで、森林浴が私たちにもたらしてくれる癒し効果をご紹介します。
そもそも森林浴とは?
森林浴とは、心身をリフレッシュし、健康の維持などを目的に、新鮮な空気、静けさなどを求めて森林に入ることで、近くの公園や林を散歩する程度から登山やキャンプ、植物園見学まで幅広く森林浴に含まれます。
2004年以降には、森林浴の効果を科学的に検証し、予防医療などに役立てる取り組みが始まっています。
森林浴がもたらしてくれ癒し効果とは?
① 「フィトンチッド」
森林に入ると独特の森のにおいが漂います。このにおいの正体が、「フィトンチッド」という、木々が発散している化学物質です。人がこの「フィットチッド」のにおいをかぐと、精神が落ち着き、 リラックスしてくるといわれています。
また最近になって、「フィトンチッド」の私たちにもたらす良い効果が、科学的にも明らかになってきています。
例えば、「フィトンチッド」が、ストレスを緩和するかどうかを島根大学と近畿大学が共同で実験した結果があり、「フィトンチッド」を吸入すると緊張を司る交感神経系が抑制され、ストレスが緩和する可能性があることがわかったのです。
出典元:(http://www.phytoncide-e.com/pdf/010.pdf)
② 「マイナスイオン」
「フィトンチッド」と共に森林浴の効果に欠かせない 「マイナスイオン」。森の中は「マイナスイオン」に満ちていますので、 精神的なリラックス効果が得られます。
また、マイナスイオンには活性酸素に対しても効果があります。活性酸素は健康を害する要因の一つですが、「マイナスイオン」は、電子を一つ余分に持っていて、電子の足りない活性酸素と結びつき、普通の酸素に変えることができるのです。
つまり、「マイナスイオン」は病気の治癒力を上げ、精神的なリラックスをもたらし血行を良くするなど、心身の健康や美容にも効果を発揮するのです。
森林浴スポット
本格的に森林浴をしてみたい方は、森林セラピー基地に認定された森林があります。森林セラピー基地とは、リラックス効果が森林医学の面から専門家に実証され、さらに関連施設などの自然・社会条件が、一定の水準で整備されている地域のことです。
詳しくはこちらをどうぞ↓
最近忙しくて、森林浴に出かける暇がない方や周りに森林がない方には、森林浴で得られる「フィトンチッド」や「マイナスイオン」の関連製品が販売されていますので、チェックしてみてください。
おわりに
心と身体を癒す効果はなんとなく知っているけど、取り入れることが難しいイメージもある森林浴。
実際は、近くの公園や林を散歩する程度から始めることができ、森林浴の癒し効果も科学的に明らかになっています。
まずは、気軽にできることから始めてみてはいかがでしょうか。
コメント