夜になると空に広がる無数の星座。特に冬は空気が乾燥し、空気中の水蒸気が少なくなることから星空がきれいに見ることができます。
満天の星空を見上げる時、少しでも星座について知っていると星を眺めるのが一層楽しくなりますね。
そこで今回は、都会に住んでいる方でも見ることができる季節ごとの有名な星座と星を観察するときに役立つアプリ「星座表」についてご紹介します。
目次
春の有名な星座:「北斗七星」
出典:(https://www.astroarts.co.jp/special/2006spring/spring-j.shtml)
春になると夜空には、大きな柄杓(ひしゃく)の形をした7つの星がよく見えるようになります。これが「北斗七星」です。実は「北斗七星座」という星座はなく、おおぐま座の背中からしっぽにかけての部分のことを指します。
「北斗七星」の柄杓の水をくむコップの先の星から1つずつ「お・お・ぐ・ま・の・しっ・ぽ」と指をさしながら唱えると覚えやすいです。
また「北斗七星」をたどっていくと北極星を見つけることができます。北極星は北の方角の目印として有名ですね。北極星はこぐま座のしっぽの先にあたる星で、「北斗七星」を「大柄杓」と呼ぶのに対し、こぐま座を「小柄杓」と呼ぶこともあります。
おおぐま座もこぐま座もしっぽが長いのは、神ゼウスがしっぽをつかんで空に引っ張り上げたので、伸びてしまったからだとされています。
夏の有名な星座:「夏の大三角」
出典:(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E5%A4%A7%E4%B8%89%E8%A7%92)
夏の夜空で有名な3つの星座といえば、こと座、わし座、はくちょう座です。「夏の大三角」は、こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブという3つの星が結ばれてできています。
こと座は小さな四辺形が目印のたて琴の形で、わし座は翼を広げた鷲の姿をしています。日本ではベガが七夕のおりひめ星、アルタイルがひこ星として有名になっていますね。はくちょう座は、首の長い白鳥が飛ぶ姿のように十文字形をしています。
「夏の大三角」の見つけ方は簡単で
1. 東の方向の空を見上げ、明るいと思う星を3つ見つけます。
2. その星同士を線で結ぶと、直角三角形に似た三角形になります。
3. 「夏の大三角」の3つの星座のうち一番上の明るい星がこと座のベガで、ベガから少し離れた星がわし座のアルタイル、残った最後の星がはくちょう座のデネブです。
秋の有名な星座:「カシオペア座」
出典:(http://www.cul-spo.or.jp/)
秋の星座で覚えておきたいのは「カシオペヤ座」ですね。
「カシオペヤ座」は北の空にある星座で、5つの星がW字型またはM字型に並んでいます。一年中見ることができますが、秋が一番高く上がり見やすくなります。
昔日本ではその形に注目して、「山がた星」とか「錨(いかり)星」と呼ばれていました。椅子に座った古代エチオピアの女王・カシオペヤの姿を描いています。
冬の有名な星座:「冬の大三角」
出典:(http://zukan.kids.yahoo.co.jp/astro/winter/0015.html)
冬には、夏とは別の「冬の大三角」があります。
「冬の大三角」は、
- オリオン座のベテルギウス
- おおいぬ座のシリウス
- こいぬ座のプロキオン
の3つの星によって結ばれた三角形です。オリオン座は冬の星座の中では特に有名で、みなさんも一度は見たことがあるのではないでしょうか?
また、おおいぬ座のシリウスは全天一明るい星で、「焼き焦がすもの」という意味をもっているため、空を見上げれば一番目立って見えるでしょう。
スマホをかざすだけで星座がわかるアプリ:「星座表」
「星座表」とは、スマホを空にかざすだけで、目の前に見えている星座を正確に教えてくれるアプリです。
最新のGPSテクノロジーなどの先端技術を駆使した機能を使用して、地球から見える星や惑星の現在地をリアルタイムで割り出し、その場所を正確に示すことができます。
北半球と南半球から見えるすべての星を正確に表現しており、表示される星は5000種類以上にもなります。
下の動画で「星座表」を使っている様子が紹介されています。
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旅行先で満天の星空に出会った時には、「星座表」を使っていろんな星座を調べてみましょう。星座をイラスト付きで紹介してくれるので、とても覚えやすいです。
「星座表」は無料ですので、ぜひ気軽にダウンロードしてみてくださいね。
おわりに
有名な星座を知っておくと会話のネタにもなりますし、星空を見上げるのが楽しみにもなりますね。また星がきれいな場所に出かける際には「星座表」を使うと、星空観察がより一層楽しむことができそうです。
みなさんも、たまにはゆっくり星空を眺めてみてはいかがでしょうか?
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