コーヒーの知られざる4つの効果と知っておくべき注意点

自宅や職場でも飲まれることが多いコーヒーですが、なんとなく好きで飲んでいる方は多いのではないのでしょうか?

一方、コーヒーは体に悪いから控えている方もいらっしゃると思います。たしかに、コーヒーには体に良くない面もありますが、最近ではコーヒーが健康にもたらす研究結果が多くあり、コーヒーが見直されてきています。

そこで、コーヒーのメリットとデメリットを知って、生活の中でコーヒーの効果を上手に取り入れていきましょう




コーヒーの4つの効果

コーヒーが私たちにもたらしてくれる効果には、どのようなものがあるのでしょうか?

コーヒーを飲むことによる、主な4つの効果を紹介します。

① リラックス効果

コーヒー独特の香りには「ピラジン」などの成分が含まれており、コーヒーの香りを嗅いだ人の脳からはα波が活性化し、リラックスしている状態になることがわかっています。

また、うつ予防にも効果を発揮しており、一日に1~2杯コーヒーを飲む女性は15%もうつになる確率をが低下し、さらに4杯だと20%も低下したとの調査結果があります。

② ダイエット効果

「カフェイン」には脂肪の分解を促進させたり、自律神経である交感神経を刺激して脂肪を燃焼させる働きがあります。特に運動の30分前にコーヒーを飲むことで、脂質代謝が高まり、内臓脂肪・皮下脂肪ともに減少し、効率的に脂肪を燃焼させることができます。

また、コーヒーには「カフェイン」だけではなく、ポリフェノールの一種である「クロロゲン酸」が含まれており、脂肪を燃焼させる働きがあります。

③ 二日酔いを防止

二日酔いの頭痛の原因は、主に「アセトアルデヒド」であり、この「アセトアルデヒド」を排出することができれば二日酔いが解消されます。

この時に役立つのが「カフェイン」です。

コーヒーを飲むことによって、「アセトアルデヒド」によって拡張された血管を「カフェイン」が収縮させ、汗や尿によって体外に排出を促し、二日酔いの解消につながります。

④ 集中力を高める

コーヒーを飲むと眠気を防止させる覚醒効果があることで有名ですね。そのメカニズムとして、運動や精神活動によって脳が疲れると、そのエネルギー代謝の残りカスとして「アデノシン」という疲労物質が溜まっていきます。

このときコーヒーを飲むと、脳に到達した「カフェイン」が「アデノシン」の代わりに眠気を抑える働きをしてくれます。

しかし、カフェインには耐性がつくため、飲み慣れた人よりもめったに飲まない人の方が効果が高くなるとされています。

コーヒー飲み過ぎの3つのデメリット

コーヒーを飲むことによるメリットを紹介してきましたが、ただコーヒーをたくさん飲めばよいという話ではないのです。

コーヒーのデメリットについても知っておきましょう。

① 貧血を引き起こす

コーヒーには、貧血の原因である「タンニン」といわれる成分が含まれています。「タンニン」は、鉄分と結合し、鉄分の体内の吸収が阻害されてしまいます。

その結果、鉄分不足による貧血の症状を引き起こす原因となるのです。

② 胃酸分泌過剰による胃痛

コーヒーに含まれる「カフェイン」には胃酸の分泌を促す作用があります。胃酸の分泌自体は悪いことではないのですが、胃酸が必要以上に分泌されると、胃酸が胃の粘膜を刺激します。

その結果、吐き気や胃痛を引き起こす原因になるといわれています。

③ 睡眠の質の低下

コーヒーを飲むと頭がスッキリし、集中力を上げてくれます。

ですが、「カフェイン」を摂ると「交感神経」を刺激しているため脳は興奮している状態です。

人間の身体は交感神経と副交感神経がバランス良く働くことで健康を維持しているため、夜ぐっすり眠るには副交感神経を優位に立たせることが大切です。「カフェイン」を摂り過ぎると交感神経の働きが活発になり、眠りの妨げとなります

おわりに

コーヒーを飲むときはできるだけブラックで飲むのがおすすめです。

砂糖を入れるとどうしてもカロリーが高めになり、またダイエット効果を持つ「カフェイン」の働きを阻害してしまいます。ブラックで飲めない方は、スプーン1杯・5g程度の少量に抑えたり、砂糖の代わりに牛乳を入れると良いでしょう。

「カフェイン」の適切な摂取量として、欧州食品安全機関が2015年5月27日に発表した「カフェインの安全性に関する科学的意見書」によると、健康な成人の場合1日の摂取量は400mg未満で、1回の摂取量が200mg未満が良いとされています。

その量を意識しながら、健康的に「カフェイン」を摂取していきましょう。