カテキンには健康効果だけでなく美容効果もあることから摂取を考えている人もいるのではないでしょうか。
しかしカテキンを摂取することで副作用も報告されています。
カテキンの効果を得るためには適切な摂取が必要のようです。
ここではカテキンの副作用や適切な摂取量について紹介します。
カテキンの副作用や適切な摂取量を知ってカテキンをうまく活用しましょう。
目次
カテキンの適切な摂取量と副作用を知っておこう!
老化の原因として活性酸素がありますが、抗酸化作用の高い成分を摂取することで活性化酸素の働きを抑えることができてアンチエイジング効果が期待できます。
カテキンは高い抗酸化作用があるので、アンチエイジング効果も期待できる成分です。
女性は誰でもいつまでも若々しくいたいと思っていることでしょう。
そんな人にもカテキンはおすすめの成分なのですが、過剰摂取をすることで副作用が出るようです。
健康や美容のためにとカテキンを過剰摂取したために、副作用が出てしまっては逆効果になってしまいます。
カテキンの効果を得るためにはまず適切な量と副作用を知っておく必要があります。
カテキンはどんなお茶に含まれているの?
カテキンは日頃からよく飲まれているお茶に含まれる成分です。
カテキンが含まれるお茶としては、
- 煎茶
- 番茶
- 玉露
- ウーロン茶
- ほうじ茶
- 紅茶
などがあります。
どれも日本人には親しまれているお茶ばかりなのでカテキンは手軽に摂取することができます。
この他にも、高濃度にカテキンを配合したお茶なども販売されています。
体脂肪が気になる人はそんな高濃度のカテキンが配合されたお茶を毎日飲んでいる人もいるかもしれません。
手軽に摂取できるカテキンですが過剰摂取によって副作用の心配があります。
どのような副作用があるのかをよく知って、適切な量を摂取するようにしましょう。
カテキンの一般的な副作用
肝機能障害
カテキンは日頃よく飲んでいるお茶から摂取することもできますが、最近では高濃度にカテキンを配合した飲料やサプリメントも販売されるようになっています。
一般的なお茶にはカテキンだけでなくカフェインも含まれていることから、カテキンだけを摂取したいとこのような商品を活用する人も多いです。
しかし、海外では高濃度にカテキンを配合されたお茶やサプリメントを服用したことで肝機能障害の副作用が報告されています。
高濃度のカテキンが含まれた飲料やサプリメントは手軽にカテキンだけを摂取できるというメリットもありますが、過剰摂取によって副作用が出ることもあるので注意が必要です。
カフェインの過剰摂取
カテキンは基本的には安全な成分とされ、一般的なお茶からカテキンを摂取するケースではカテキンの副作用の心配はほとんどないでしょう。
カテキンは一般的なお茶から手軽に摂取できる成分ですが、お茶によっては多くのカフェインが含まれているので、お茶を飲み過ぎればカフェインの過剰摂取になってしまいます。
カテキンの副作用を心配する人も多いでしょうが、お茶からの摂取ではカテキンの摂りすぎによって副作用が発症するのではなくカフェインの過剰摂取によって副作用が出ているケースが多いようです。
そのためお茶からカテキンを摂取する場合にはカテキンの副作用ではなくカフェインの副作用に注意する必要があるでしょう。
カフェインは1日100mg程度であれば副作用の心配はないとされていますが、250~300mg摂取することで過剰摂取となり副作用が出る可能性があります。
高級なお茶として知られる玉露には100gあたり160mg のカフェインが含まれていると言われています。
このようにお茶によっては多くのカフェインが含まれていて、少し飲み過ぎるだけでカフェインの過剰摂取になって副作用が出てしまいます。
ウーロン茶であれば20mg程度のカフェインですが、それでも飲みすぎれば副作用の心配があります。
お茶からカテキンを摂取する場合にはカフェインによる副作用に注意が必要です。
取り過ぎ注意?カテキンの過剰摂取の症状は?
肝機能障害
カテキンを過剰摂取すると肝機能障害か発症する可能性があります。
肝臓は沈黙の臓器とも言われ自覚症状は感じにくいです。
臓器の中でもとても強い肝臓は、一部が損傷していても他の部分でカバーできるほどの臓器です。
そんな肝臓で肝機能障害が起こるとどのような症状が現れるのかと不安を感じてしまいますよね。
肝機能障害を起こした時の主な症状としては、
- 全身倦怠感
- 食欲不振
- 疲れやすくなる
- 腹部不快感
などがあります。
症状が悪化すると、発熱や腹痛、吐き気や嘔吐などの症状を発症することもあります。
肝臓は自覚症状が現れにくいため、カテキンの過剰摂取が気になる人は早めに病院で一度検査をしてもらう方が良いでしょう。
カフェインの過剰摂取による症状
カテキンは摂取方法によってはカフェインの副作用が出ることもあります。
カフェインの副作用としては、
- 不安感
- 胃腸障害
- 神経質になる
- 焦燥感
- 頻尿
- 顔面紅潮
などがあります。
妊娠中の人が過剰摂取すると奇形発症のリスクが高まるとされています。
副作用では急性中毒の症状と慢性中毒の症状に分けることができます。
急性中毒の症状では心拍数の増加、動悸や不整脈の原因ともなります。
その他にも嘔吐、胃や胸の痛みを発症するケースもありますし、重度の症状では呼吸困難や歩行困難、幻覚や幻聴などの症状を発症するケースもあるようです。
長期的にカフェインを過剰摂取すると慢性中毒の症状が現れます。
慢性中毒の症状としては睡眠障害や神経過敏、興奮状態が続いたり頻尿や頻脈などの症状が現れたりすることがあります。
カテキンの適切な摂取量は?
カテキンは過剰摂取をすれば副作用の心配があります。
ではカテキンの摂取量はどのくらいなのかと気になるところですが、カテキンには上限摂取量は決められていません。
日本ではカテキンによって副作用が出たという報告がされていないこともあり、安全な成分として認知されているようです。
そのためカテキンの適切な摂取量というのは分かっていませんが、海外では高濃度のカテキンを摂取したことによって副作用が報告されていることからも過剰摂取には注意が必要です。
一般的なお茶でカテキンを摂取する場合にはカテキンの量は気にしなくても良いと考えられます。
ただお茶の中にはカフェインが含まれていることもあり、このカフェインの過剰摂取にならないように気をつけて摂取することでカテキンも安全に摂取することができるでしょう。
カフェインは1日100mgまでなら問題ないとされています。
カフェインを250~300mg摂取すると過剰摂取となるので、この点に気をつけてお茶を摂取することで安全にカテキンを摂取することができるでしょう。
カテキンがダイエットに効果あるって本当?
カテキンに興味を持ったのはダイエット効果があることを知ったのがきっかけという人もいるでしょう。
カテキンにダイエット効果がある理由の一つが、血糖値の上昇を緩やかにする効果です。
血糖値が急激に上昇すると余ったエネルギーを脂肪として蓄えようとします。
そのため太りやすくなるのですが、カテキンを摂取することで血糖の上昇を抑えることができるので脂肪を蓄えにくくしてくれます。
その他にもカテキンには体脂肪を減らす、糖や脂質の吸収を抑える効果があるのもダイエット効果が期待できる理由です。
体脂肪を減らす効果は、ただ摂取すれば体脂肪が減るというものではなく、運動をすることで体脂肪が燃焼しやすくなるという効果のようです。
このようにカテキンは血糖値の上昇、糖や脂質の吸収を抑えてくれ、運動をすることで体脂肪も燃焼しやすくなるのでダイエットをしている人にはおすすめの成分です。
おわりに
ここではカテキンの副作用や適切な摂取量について紹介しました。
副作用があることを知るとカテキンの摂取をためらってしまう人もいるかもしれませんが、この副作用は高濃度のカテキンが含まれた商品を利用したり、お茶からカテキンを摂取するときにカフェインを過剰に摂取したりすることで現れるようです。
そのため一般的なお茶で適切な量を摂取しているケースではカテキンの副作用はそれほど心配しなくても良いでしょう。
安全な摂取量でカテキンの嬉しい効果を実感しましょう!
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