妊娠していても仕事や家事が忙しく睡眠不足を感じている、お腹が大きくなるにつれて寝苦しさを感じる人もいるのではないでしょうか。
そんな妊婦さんに最適なアイテムが抱き枕です。
ここでは、妊婦さんが抱き枕を使うメリット・デメリットについて紹介します。
妊婦でも抱き枕を使っていいのか、メリットやデメリットについても紹介しますので、妊婦さんはぜひ参考にしてくださいね。
目次
妊婦さんが抱き枕を使うのは実際どうなの?
妊婦に抱き枕は必要なのかと思っている人もいるでしょう。
お腹が大きくなると逆に抱き枕を使う方が苦しくなるのではと思う人もいるかもしれませんね。
しかし、抱き枕の使い方次第で寝苦しさから解放されることが期待できます。
その理由が同じ姿勢を保ちやすいことです。
楽な姿勢を見つけるために色々な姿勢を試している人もいるでしょう。
楽な姿勢を見つけても、長時間そのままの状態でいるのも苦しいと感じることもあります。
人によって楽な姿勢は違いますが、抱き枕を使うことで自分に合った楽な姿勢を長時間保つことができます。
少しでも楽な姿勢で時間を過ごすためにも抱き枕は最適です。
妊婦さんが抱き枕を使うことによる4つのメリット
楽な姿勢を保ちやすい
横向きが楽な姿勢でも、肩などに負担がかかり長時間同じ姿勢でいることは難しいです。
抱き枕は適度な硬さがあり、抱き方によっては肩に負担をかけることなく楽な姿勢を保つことができます。
出産後にも、抱き枕の上に赤ちゃんをのせて授乳することで楽な姿勢を保つこともできますよ。
快眠効果
仰向けで寝るとお腹が苦しい、横向きで寝ると腕や肩に負担がかかると、どんな姿勢で寝ても苦しいと感じている人もいるでしょう。
そんな時でも抱き枕を使うことで楽な姿勢を保つことができ、そのことで快眠効果が期待できます。
腰痛を軽減
妊婦さんを悩ませる症状の一つが腰痛です。
腰痛持ちの人は、お腹が大きくなるにつれて腰痛の症状も悪化していると感じている人もいるでしょう。
腰痛持ちの人でなくても、妊娠したことで姿勢が変わることで腰痛を発症することもあります。
腰痛が起こると、立っていても、寝ていても痛みを伴い、寝返りすら打てないこともありますが、抱き枕を使うことで腰への負担を軽減させることができます。
腰への負担を減らしたい人にも抱き枕は最適です。
いびき予防にも
妊婦さんはいびきにも注意が必要です。
いびきをかく人は、いびきをかかない人と比べて、高血圧症や妊娠中毒症になる可能性が2倍にもなるという調査結果があります。
これらの症状は胎児にも影響することから改善が必要です。
そんないびき予防にも抱き枕は最適で、健康な赤ちゃんを産むためにも抱き枕は良い効果が期待できます。
妊婦さんが抱き枕を使うことによる3つのデメリット
使い方や抱き枕選びが重要
抱き枕には様々なメリットがありますが、ただ使えばそのメリットが得られるというものではありません。
正しい使い方をしないと、逆に体に負担をかけることもあります。
また、抱き枕といっても形や素材が様々です。
悩みを解消できる形状や素材の抱き枕を選ばないと、思っているような効果を得られないこともあります。
抱き枕を使うときには正しい使い方、自分に合った抱き枕を選ぶことが重要です。
体がゆがむことも
抱き枕を使った姿勢はとても楽なのですが、いつも同じ姿勢でいることで体がゆがんでしまうこともあります。
楽な姿勢が妊娠中に身に付き、出産後も日常的に同じ姿勢をしていれば体がゆがむ原因となってしまうでしょう。
妊娠中は楽な姿勢で過ごすことが大切ですが、出産後には違った姿勢で過ごすなどして、体のゆがみ出ないように改善させる必要があります。
手入れをする必要がある
妊娠中に体調が優れない時には何もしたくないものですよね。
そんな時でも、抱き枕は毎日肌に触れていることもあり、頻繁に洗濯しないと不衛生になりやすいです。
抱き枕を使うとどうしても横向きの姿勢となるため、仰向けで寝ている時よりもよだれが出やすいというデメリットがあります。
また妊娠中は体温が高く、抱き枕を使うことで暑さを感じるのもデメリットでしょう。
このことで汗をかきやすく雑菌の繁殖も招きやすいです。
妊娠中は、肌が敏感になる、臭いに敏感にもなりやすく、抱き枕を清潔に保つことが必要です。
少しでも楽に抱き枕を保つためにも、手入れのしやすい抱き枕を選ぶことも重要になるでしょう。
妊婦さんが抱き枕を使うのはいつからがいいの?
抱き枕は、どのタイミングで使ったらいいのかと疑問を持っている人もいるでしょう。
抱き枕を使い始めるのは妊娠8~9ヶ月目くらいの人が多いようですが、20週目以降になれば抱き枕を使った方が良いという意見もあります。
ただ、寝苦しさを感じるのは人によって違い、この寝苦しさを感じた時が使い始めるタイミングと考えると良いでしょう。
仰向けで寝ていると苦しい、横向きでも苦しいと感じるようになれば、自分に合った抱き枕を探してみましょう。
また、妊娠する前から、寝つきが悪い人は、早めに抱き枕を購入して置くのも良いかもしれませんね。
抱き枕の使い方に慣れておくことで、お腹が大きくなってからも、どんな姿勢が楽なのかとあれこれ考える必要もなく、すぐに抱き枕を活用することができるでしょう。
妊婦さんの抱き枕を取り入れる際の正しい使い方
シムス姿勢がおすすめ
お腹が大きくなるとどうしても寝苦しさを感じますが、そんな妊婦さんに最適な姿勢としてシムスがあります。
妊婦さんの中には、すでにシムス姿勢で寝ている人も多いかと思います。
シムス姿勢は寝苦しさを感じる妊婦さんには最適な姿勢で、医師や助産師からも勧められることもあります。
このシムス姿勢で寝るだけでも寝苦しさを解消することも可能ですが、抱き枕を使うことでこの姿勢を保ちやすくなります。
シムス姿勢はアメリカの産婦人科医によって考案された姿勢で、片ひざ、または両ひざを軽く曲げて、横向き、うつぶせに近い状態で寝る姿勢のことです。
正しいシムス姿勢
このシムス姿勢で寝るときには、静脈を圧迫させないように左側をして横向きに寝るのが基本的な姿勢です。
左足はまっすぐ伸ばし、右足は曲げた状態で抱き枕の上にのせます。
腕は、左手は背中側に、右手は自然な形で前方向に伸ばしたり、胸の前に置いたりすると良いでしょう。
左手を抱き枕の下に、頭は抱き枕の上にのせて抱き枕をかかえるように寝るのも良いでしょう。
抱き枕を使わなくてもこの姿勢は妊婦さんには最適なのですが、この姿勢はうつぶせのような状態になるため、抱き枕があることで楽にこの姿勢が保てます。
妊婦さんに合った抱き枕の選び方のポイントは?
妊婦さんの抱き枕選びでは、
- 形状
- 肌触り
- クッション性
- お手入れのしやすさ
がポイントになるでしょう。
お腹が大きくなると通常の抱き枕では寝にくいと感じることもあります。
商品によっては、妊婦さんでも寝やすい形状で作られているタイプもあり、妊婦さん用に作られているような抱き枕を選ぶと使いやすいです。
肌触りやクッション性は睡眠にも大きな影響を与えます。
肌触りが良い、クッション性が高いことで安心感も得られ、抱き枕の快眠効果もより高まります。
抱き枕選びでは、いつも清潔な状態で使うためにも手入れが簡単な物を選ぶと良いでしょう。
抱き枕の中には、洗濯は不可となっているタイプもあるので、カバーが取り外しできるのか、丸洗いできるかなどをよく確認することが大切です。
妊婦さんにおすすめの抱き枕は?
サンデシカ 妊婦さんのための 洗える抱き枕
緩やかなカーブが特徴の抱き枕で、シムス姿勢にも相性が良いです。
カバーもクッションも丸洗いをすることができ、衛生的に使うことができます。
安心の日本製でクッション性も良い抱き枕です。
Angel 抱きまくら
一般的な抱き枕は少し小さいと感じる人もいるでしょう。
そんな人におすすめなのがこの抱き枕です。
長さが145㎝あり全身で抱きつくことができます。
7字型なのでシムス姿勢もしやすく、カバーも洗えるので清潔に保つことができます。
自分の体の形に変えられる3D抱き枕
機能性重視の人におすすめなのがこの商品です。
この抱き枕は体の形に合わせて形を変えることができます。
抱き枕としてだけでなく、腰痛対策用のクッション、むくみ対策用にと、様々な使い方ができます。
産後には授乳クッションとしても利用することができる便利な抱き枕です。
おわりに
妊婦さんが抱き枕を使うメリット・デメリットについて紹介してきました。
今まで抱き枕を使ったことがない人も、妊娠中は抱き枕を使ってみようかと思ったのではないでしょうか。
妊娠中は、お腹の中で赤ちゃんが育っていることを考えるととても嬉しいと感じる反面、様々な体の不調を感じることもあるでしょう。
そんな時でも抱き枕を使うことで少しでも楽に時間を過ごすことができます。
過ごしやすい姿勢で、生まれてくる赤ちゃんのことを考えながらよい時間を過ごしましょう!
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