【短気は損気】アンガーマネジメントで上手に怒りと向き合う方法

習慣・方法
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怒りをコントロールできればと思っている人もいるでしょう。

この怒りのコントロールをトレーニングする方法がアンガーマネジメントです。

ここでは、アンガーマネジメントで怒りと向き合う方法、おすすめの書籍も紹介します。

短気な性格でいつもトラブルメーカーとなってしまう、怒りのコントロールをしたいと考えている人はぜひ参考にしてください。

 

 




短気は損気?アンガーマネジメントで怒りを抑えよう

 

つい怒ってしまったことによって、人間関係が悪化したといった経験をした人は多いのではないでしょうか。

短気な人は、その性格で困っている人もいるでしょう。

怒りをあらわにすれば、周りの人は近寄りがたく、周りを傷づけるだけでなく、自分も傷つくこともあります。

この怒りは、

  • 自分が危険にさらされた時
  • 自尊心などを傷つけられた時
  • 指摘されたくないコンプレックスに触れられた時

などが起因となるようです。

イライラや怒りなどの感情を表に出すのは良くないと分かっていても、どうやって抑えたらいいのか、上手くコントロールできたらいいのにと思っている人もいるでしょう。

このイライラや怒りの感情と上手く付き合っていこうというのがアンガーマネジメントです。

アンガーマネジメントでは、怒りについて論理的に学ぶことができ、自分の怒りとなる原因を知ることができたり、自分の怒りへの対処法、他の人の感情を理解することにもつながります。

アンガーマネジメントを学ぶことで、今まで困っていた人間関係も良好にすることも可能です。

 

 

アンガーマネジメントで上手に怒りと向き合う方法

日記をつけてみる

日記といっても毎日の出来事を書くのではなく、怒った日の日記をつけるということです。

この日記では、

  • 日時
  • 場所
  • 怒りのレベル
  • 怒る原因となったシチュエーション
  • その時の自分の言動や対応
  • 相手に求めること
  • 怒ったことでの結果

などを書いていきます。

この日記によって客観的に自分のことを知ることができます。

自分がどのようなことで怒るのかを知ることは、怒りをコントロールするための第一歩です。

怒りのレベルとは

日記では怒りのレベルも記入します。

この怒りのレベルでは、怒りの強さを10段階に別けます。

  • レベル0 怒りを感じていないレベル
  • レベル1~3 軽く感じるイライラや不快感
  • レベル4~6 怒りを感じる
  • レベル7~9 とても強い怒りを感じる
  • レベル10 今までで最も強い怒り

こうして別けてみると、怒りにも色々あることが分かります。

その時の怒りレベルを考えるだけでも、客観的に自分の状態を確認できるでしょう。

 

コアビリーフの確認

日記をつけることで、自分が何で怒るのか、自分がどんな信念を持っているのかを知ることができます。

アンガーマネジメントでは、自分の信念や価値観のことをコアビリーフと呼びます。

怒りの原因は人によって違い、この違いはそれぞれのコアビリーフの違いとも考えられます。知らず知らずに身についたコアビリーフが、その人の怒りの原因となっています。

コアビリーフを知ることができれば、自分の思考の調整や修正も可能になります。

怒りの原因を許容できるのか

客観的に怒りの原因を見直してみると、それほど起こるほどのことでもなかったといったこともあります。

日記を確認して、この時の怒りが許容範囲かどうかを考えてみましょう。少しずつ許容範囲を広げていくことで、怒ることも少なくなってきます。

 

自分を変える努力をしよう

短気な人は、自分を怒らせる相手が悪いと思う人もいるかもしれませんが、他人を変えるのは難しいことです。

他人に変わってもらうことを期待し、相手が怒ることもあります。

しかし、怒ったからといって自分の思ったように相手が変わったという経験をした人は少ないことでしょう。怒りをあらわにすることは、状況を悪化させることの方が多いです。

相手に期待をするよりも自分が変わる方が確実です。

ただ、全ての原因を受け入れるべきだと言っているわけではありません。

大切なのは、何が許容範囲で、何が許容範囲外になるのかを見極めることです。

毎日日記をつけてコアビリーフを自覚し、日々のなかでこの原因は許容範囲と判断できるものを見極めることで、徐々に怒りの感情をコントロールできるようになります。

 

 

アンガーマネジメントをもっと知ろう!

アンガーマネジメント入門 (朝日文庫)

この書籍は、アンガーマネジメントについて分かりやすく解説され、入門には最適な書籍です。

この書籍を読むことで、怒りを感じた時の行動の修正、怒りの認識の修正の仕方を学ぶことができます。

行動の修正では、怒りで自分の気持ちを伝えるのではなく、上手な伝え方も紹介しています。

何を言ったらいいのかわからず、感情まかせに伝えてしまうこともあるでしょう。このような人にもとても参考になる書籍です。

 

 

イラスト版 子どものアンガーマネジメント

アンガーマネジメントは、大人だけでなく子供も知っておく必要があります。

子供は、学校で友達にズルをされたり、イライラする場面も多くあります。この時に感情まかせに友達と接していたのでは、良好な友達との関係は難しいでしょう。

怒りを感じた時にどのように対応したらいいのかを子供向けに解説している書籍です。

この書籍は子供だけでなく親にも役立ちます。

アンガーマネジメントを身に付けることで子供の接し方も違ってきます。まずはこの書籍を親が読んで、子供と一緒に読んだり、怒りについて考えると良いでしょう。

 

 

 

おわりに

 

怒りは誰でも感じる場面があり、怒りを感じない生活を送ることは難しいでしょう。

しかし、この怒りも日々の努力によってはある程度コントロールすることができます。

この怒りは、自分や相手だけでなく周辺にいる人まで影響を及ぼします。

毎日、快適な生活を送るためにも、アンガーマネジメントで怒りと上手に付き合う方法を学んでみてはいかがでしょうか。

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