良い二度寝と悪い二度寝の違いって?効果的な寝坊対策とは

睡眠
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寒い時期になると布団の中が気持ちが良くて、ついつい二度寝をして寝坊したという経験はありませんか?

二度寝は、私たちにとってあまり良くないイメージを持っている方が多いと思います。

しかしこの二度寝は、「悪い二度寝」と「良い二度寝」に分けることができ、上手に利用することで健康効果を得ることができるのです。

そこで今回は、「悪い二度寝」と「良い二度寝」の違いと二度寝から目覚める効果的な方法をご紹介します。

 

 




そもそも睡眠のメカニズムって?

 

人間は睡眠時、ノンレム睡眠(深い眠り)とレム睡眠(浅い眠り)を繰り返しています。ノンレム睡眠は思考や行動をつかさどる大脳が休息しているのに対し、レム睡眠は休息中の大脳を目覚めさせるための眠りです。

つまり、レム睡眠中に起きることができれば、大脳が起きるタイミングですっきりと目覚めることができるのです。

 

出典:(http://komesan.co.jp/blog/2016/02/25/post-488/

 

レム睡眠は90分間隔で訪れますが日によって眠る時間がバラバラなため、レム睡眠でタイミングよく目覚めることは難しいです。

最近では入眠を感知してレム睡眠時にアラームを鳴らしてくれるアプリがありますが、起きる時間より早く目覚めてしまうと二度寝の原因にもなってしまいますよね。

 

 

「悪い二度寝」

 

「悪い二度寝」とは、いつもの時間に目が覚めて、そのまま長寝をしてしまうことです。

 

二度寝を10分以上すると、それはもはや二度寝とは呼べないくらいの深い眠りに入ってしまいます。そのような二度寝をすると、体内時計が狂って睡眠のリズムが乱れてしまい、翌朝すっきりと目覚められなくなってしまうのです。

また、長い間二度寝をすると、起きた時にかえって身体が疲れたように感じてしまいます

 

 

「良い二度寝」

 

「良い二度寝」とは、いつもの時間に目が覚めて、5〜10分間だけ二度寝をすることです。

 

目を覚ます直前、私たちの身体では「コルチゾール」というホルモンの分泌量が高まります。この「コルチゾール」には、ストレスに対抗する働きがあり、人間の体内では、目覚める1〜2時間前から急激に分泌が盛んになります。

しかし、目を覚ましてすぐに活動すると身体全体に行き渡らず、ストレスを感じやすくなってしまうのです。

そこで、二度寝をすることで、「コルチゾール」が身体全体に運ばれて、ストレスを感じにくくなるのです。

「コルチゾール」を最大限に分泌させ、かつ毎日の生活に影響のない程度の二度寝をするには、「二度寝は5〜10分、一度だけ」が良いとされていますまた、二度寝をしているときの脳は、「エンドルフィン」という鎮静作用や多幸感をもたらす神経伝達物質が分泌され、リラックス効果を得ることができます

 

 

二度寝からの目覚め方

 

「良い二度寝」は私たちに良い効果をもたらしてくれることがわかりました。しかし、せっかく「良い二度寝」をしても、起きられずに寝坊してしまっては台無しですよね。

そこで、二度寝から目覚める効果的な方法を3つご紹介します。

 

陽の光を浴びる

私たちが目覚める際、最も大きな手助けをしてくれるのは太陽の光です。太陽の光を浴びると、それまで分泌されていた睡眠ホルモン「メラトニン」の生成が止まります。

さらに、朝の目覚めが快適になるだけでなく二度寝の防止にもつながります

朝起きた時にカーテンを開けて日光を浴びることができると良いのですが、室内環境のため窓際にベッドを置けない場合は光目覚まし時計を使うのもおすすめです。


 

部屋を温い状態にしておく

特に冬は寒くて布団から出られないのも二度寝の原因になってしまいます。なるべく早く布団から出られるよう、起床時に合わせて部屋を温めておきましょう

暖房のタイマーを設定にしておくか、枕元にリモコンを置いておいて起きてすぐつけられるようにすると良いでしょう。

 

起床後コップ一杯の水を飲む

寝ている間はコップ一杯分の汗をかきますが、約7時間ほど水は一滴も飲んでいない状態です。体は乾いていますので、コップ一杯の水を飲んで水分補給をすると良いでしょう。

そして、飲むという行為は体を目覚めさせることにもつながります

実際にイーストロンドン大学の研究では、喉が乾いたときにコップ一杯の水を飲むと脳の回転が約14%アップすることがわかっています。

出典:(How drinking a glass of water can make your brain 14% faster

 

 

おわりに

 

睡眠不足の人、逆に睡眠時間が8時間以上で十分に足りている人は二度寝がうまくいかず、日中の調子が狂ってしまう可能性があるため、無理に試みる必要はありません。

もし毎朝起きるのが辛いと感じている方であれば、起きる時間を少し早めて10分の二度寝に挑戦してみると、気持ちよく朝を迎えることができるかもしれませんね

また、日中襲いかかる眠気から目覚める方法についてもご紹介していますのであわせてどうぞ!

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