最近疲れがとれない、精神的に不安定と感じる人もいるのではないでしょうか。
そんな人は、朝の散歩をしてみてはいかがでしょうか。
朝の散歩をすることで、今までなかなか取れなかった疲れが解消できたり、精神的に安定して気持ちの良い1日を過ごすことができます。
ここでは、
- 朝の散歩の効果
- 効果的な時間
- 朝食の前後のどちらがいいのか
- 朝の散歩での危険性
について紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
みなさんは朝の時間を上手に活用していますか?
いつも朝は少しでも寝てたいと、仕事に行くときには慌てて出掛ける人も多いことでしょう。
早起きをすることで時間にも余裕ができ、良い朝を迎えることができます。
そんなことはわかっているけどいつもの習慣は簡単には変えられないと思っている人も、早起きをすることのメリットを実感できれば、自然と早起きをすることができるようになります。
朝の時間を上手く活用できれば、朝ご飯をゆっくりと食べることもできますし、いつもより早く出掛けることで通勤ラッシュを避けることもできます。
早く活動することで基礎代謝も向上し、ダイエット効果も期待できます。
このような様々なメリットが得られるのが朝の散歩です。朝の散歩をすることで、その日の生活も大きく変わります。
朝の散歩をすることによる4つの効果・メリット
体内時計をリセット
人には体内時計によって生体リズムを調整しています。
しかし、夜遅くまで仕事をする生活を繰り返しているとこの体内時計が乱れてしまい、体に悪影響を与えることにもなります。
毎日の疲れが上手く取れない人は、この体内時計が乱れている可能性があります。
この体内時計をリセットするのが日光です。
朝の散歩をすることで自然と日光に浴びることができ、乱れた体内時計をリセットすることができます。
セロトニンの分泌
日光を浴びることはセロトニンというホルモンの分泌を促します。
セロトニンは精神を安定させる効果があり、このホルモンがしっかりと分泌されることでストレスにも強くなります。
また、このセロトニンはメラトニンという睡眠ホルモンの材料で、夜になれば快眠が得られるようにもなり、毎日の仕事や家庭でストレスを感じている、よく眠れない人にも朝の散歩は最適です。
快適な運動ができる
運動不足の人は、散歩をするだけでも十分な運動となります。
散歩なら、朝でなくてもいいのではと思う人もいるでしょう。
しかし、日中は仕事をしている人は難しいですし、主婦もやることが多いですよね。また、夜は体が疲れていて長続きしない人も多く、夜道は何かと危険があります。
朝はまだ外で活動している人も少ないです。その中での散歩はとても清々しく、気持ちよい朝を感じることができます。
夏であれば涼しい時間帯での散歩なので熱中症対策にもなります。
いつも朝はバタバタしていた人は、朝の散歩をすることで全く違った朝を感じることができるでしょう。
ダイエット効果も期待できる
散歩程度の運動ではダイエットなんてできないと思っている人もいるかもしれませんが、大切なのは一時的な運動量ではなく継続した運動量です。
以前は脂肪燃焼をするためには有酸素運動を20分以上継続しないと意味がないと言われていました。
しかし、今では20分以上継続しなくても、10分程度に別けて運動しても脂肪燃焼効果はほとんど変わらないことが分かっています。
苦しい20分以上の継続した運動をしなくても、5分や10分に別けて運動をしても、合計の運動時間が同じなら脂肪燃焼効果も同じということです。
散歩であっても、毎日続けていることで徐々に脂肪が燃焼されダイエット効果が期待できます。
朝の散歩はどのくらいの時間が効果的?
朝の散歩では20分~30分程度をおすすめします。
セロトニンの分泌は、この程度の時間でも十分に分泌させることが可能と言われています。
これだけの時間の散歩をすることで運動効果も十分に得られるでしょう。
ただ、無理をする必要はありません。
日頃運動をしていない人は、20~30分の散歩でも翌日まで疲れが残ってしまい人もいるでしょうし、仕事や家事のことを考えると10分程度しか時間がとれない人もいるでしょう。
運動の効果は1日の時間によって現れるのではなく、継続してこそ効果も実感することができます。
無理をせず、自分に合った時間で散歩を始めてみましょう。
朝の散歩は朝食前と朝食後、どっちがいいの?
朝の散歩は朝食前が良いのか、それとも朝食後が良いのかと迷う人もいるでしょう。
ダイエット目的であれば朝食前が良いとされています。
血糖値が低い状態では散歩に必要なエネルギーも不足していることから、脂肪が燃焼されやすくダイエット効果も高まるようです。
また、運動後の食事は脂肪になりにくいとも言われ、ダイエットをしたいと考えている人は朝食前にするのが良いでしょう。
ただ、健康に不安がある人が血糖値が低い状態で運動をすると、貧血やめまいなどを起こす恐れもあります。
この場合では、消化の良いものを軽く食べてからの散歩をおすすめします。
食後の運動を考えている人もいるかもしれませんが、食後すぐの運動では消化不良を起こしてしまう可能性もあり、食後は1時間程度経過してからの散歩をするようにしましょう。
朝の散歩には危険も?知っておくべき注意点
朝の散歩で最も注意が必要なのが、中高年の人や病気を患っている人です。
中高年の人では高血圧の人も多いです。高血圧の人では、朝起きてすぐに運動をすると血圧が急激に上昇します。
特に注意が必要なのが冬です。
冬場は、外に出ただけでも血圧が上がります。冬場では、必要以上に厚着をするか、寒い朝よりも少しでも暖かい日中にするのが良いでしょう。
また、糖尿病を患っている人は血糖値を下げる薬を飲んでいる人も多いと思います。
このような薬を飲んでいる人が朝食前に運動をすると低血糖になってしまうので注意が必要です。
健康な人にも注意が必要
健康な人でも注意点があります。
朝の体は水分が失われているために、血液がドロドロの状態です。
そのため、散歩をする前には十分に水分補給をすることも大切です。
朝は体温が下がり筋肉も固くなっています。この状態で無理に運動をすると怪我をする可能性が高いです。
散歩をする前には、水分補給だけでなく、軽くストレッチをすることも忘れないようにしましょう。
おわりに
朝に散歩をすることは、体の調子を整え、ダイエット効果も期待できますし、セロトニンの効果によって精神面を安定させる効果が期待できます。
朝の散歩は毎日の生活を快適なものにしてくれるのですが、注意点はしっかりと守って行う必要があります。
何かと忙しい朝ですが、少し早起きをして朝の散歩を習慣としてみてはいかがでしょうか。
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