みなさんは普段、汗を積極的にかいていますか?
汗をかくことで心がスッキリし、ストレス解消に一役かってくれるのはもちろん、健康効果や美容効果など、体にも嬉しいメリットがたくさんあります。
今回は、気持ちの良い汗を簡単にかく方法をまとめてご紹介します。
普段の生活に無理なく取り入れて、気分爽快な毎日を送りましょう!
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目次
発汗作用で心も体もスッキリ!簡単に汗をかく方法9選
何らかの刺激で体温が上がり、体表面の体温調節が必要な場合に汗をかくと言われています。
よって、筋肉や皮膚などの表面に近い部分で体温が上昇すると、体温調節機能が働いて汗をかきやすくなります。
ここでは「運動」「入浴」「食事」の3つから、簡単に汗をかけるものをまとめてみました。
簡単に汗をかく方法「運動編」
深呼吸
運動で汗をしっかり流そうと思ったら、まずは深呼吸をしましょう。
運動をする前に、深呼吸をすることで、横隔膜をしっかりと動かし、体内の血液循環を活発にし、身体の末端までじんわりと温めることができます。
これだけでも、心肺機能を高め、汗をかきやすい状態を作り出せるのですが、ここで軽いストレッチを同時に行うことで、更に効率よく身体を温め、発汗しやすくなります。
有酸素運動(ウォーキング)
1回に15分ほどのウォーキングなどを行うと、心肺機能が上がり、毛細血管が刺激されます。
手足の先まで温かい血液が巡り、体内の新陳代謝がアップすることで、体全体の体温が上昇し、基礎代謝もよくなります。このことで体が冷えにくくなり、自然と体温調節機能が活発になり、汗をかきやすくなるのです。
思いついたときだけ有酸素運動をするよりも、週に2回以上継続的に行うことで、汗腺が刺激されてより汗をかきやすくなります。
通勤や通学、毎日のお買い物などの機会を利用して、意識的にウォーキングを行ってみましょう。
無酸素運動(筋力トレーニング)
筋肉は、日常の動作をするだけでも体内で熱を作り出し、エネルギーを消費しています。
汗を効率よくかきたい方は、筋肉を積極的に動かして鍛えることで筋肉量を増やし、代謝をアップさせましょう!
筋肉量が増えると自然と体温が高くなるので、体温調節のためにより多くの発汗を期待できます。
反対に、日常の中で筋肉を使わない生活を続けてしまうと、筋肉量はどんどん落ちてしまい、汗をかくどころか体力まで低下してしまいます。
今まで、筋肉を使うことを意識していなかった方は、急に筋トレを取り入れるのも大変なことだと思います。まずは、姿勢を正すことからはじめてみましょう。
踏み台昇降運動
さて、筋力アップを目指そうと思った方、まずは腕立てや腹筋などの筋トレを思い浮かべませんでしたか?
実は、人間は下半身によりたくさんの筋肉がついています。大体、全体の筋肉の70%がへそから下に集まっているとされています。
つまり、より効率的に筋力を増やして汗をかきたいなら、下半身の筋力アップを目指すのが得策です。
ここでは自宅でも簡単に行える、踏み台昇降運動をおすすめします。
踏み台昇降は踏み台を上り下りするという手軽な運動です。専用の台も売っていますが、要らなくなった雑誌を束ねるだけでも十分利用できます。
雑誌を利用する場合は、20cm程度に積み上げて固定しましょう。
1回につき10分、1日3回ほどが目安ですが、無理をしてしまっては続かないので、まずは自分のできるペースや時間を見て行ってください。
効果を出すためには
- 足は、必ず交互に踏み出す
- 1分間に80回ほど足を動かす
- 台の上では両膝をしっかりと伸ばす
の3点を意識するとよいでしょう。
簡単に汗をかく方法「食事編」
体を温める食事
食事内容によって、汗が噴き出した!という経験はありませんか?
体温をあげる食材を摂ると体内に熱が発生し、その熱を下げようとする体温調節機能の働きによって、汗が流れる仕組みです。
体を温めてくれる食べ物といえば、温度が高いものがあげられます。例えば、鍋焼きうどんやラーメン、鍋類などを食べると体が熱くなり汗をかきますよね。
また、唐辛子や生姜・ニンニク、カレーなどに含まれている香辛料のような辛い食べ物を食べると、その辛さによって、体温が上がり発汗作用が促されます。
毎日の食事に取り入れることで「汗をかきやすい体」に導いてくれますよ。
簡単に汗をかく方法「入浴編」
毎日の習慣になっているお風呂も、少し工夫するだけで、簡単に汗をかけるようになります!
半身浴
半身浴は、みぞおちくらいの高さまでお湯を張り、ゆっくりと入浴する方法です。
体への負担も少なく、体を温めてくれるほか、リラックス効果もあるので、毎日お疲れの方にはおすすめできる入浴法です。
お湯の温度は38~39度くらいの、ぬるめが目安です。
高い温度で 長時間入浴してしまうと、のぼせて気分が悪くなったり、心臓に大きな負担がかかることがあります。
半身浴の入浴時間の目安は20分ほど、長くても30分ほどがよいでしょう。
入浴剤
半身浴だけだと、体が温まらない!という方には、発汗作用のある入浴剤の使用をおすすめします。
市販の入浴剤を使うほか、家庭にある天然塩をお風呂に大さじ1~2杯入れてみるだけでも、発汗効果が期待できます。
ミネラルを多く含んだ塩を入れることで、保温効果が高くなり、湯冷めを防ぐことができます。
また、汗をかくことで毛穴が開き、肌自身がミネラルを吸収しようとする力を発揮するので、肌をしっとりと保ち、嬉しい美肌効果も期待できますよ。
塩を入れると、風呂釜が痛みやすくなってしまうので、使用後はお湯を抜いてシャワーで流しておくと安心です。
全身浴
やっぱり肩までじっくり浸かりたい!という方は、全身浴をしてみましょう。
42℃ほどのお湯にさっと浸かるだけでも、体の表面が温まるので、短時間で汗をかくことができます。
また、体温が上昇することで脈拍が上昇したり、水圧で横隔膜が押し上げられるために呼吸の回数が自然と増えていくため、心肺能力が鍛えられるとともに体力アップにも期待できます。
ただし、のぼせや心臓への負担、血圧の急激な変化なで、めまいや吐き気、立ちくらみなどの症状を引き起こすことがあります。
体調のすぐれない日には避けましょう。また、時間も長くても10分ほどに留めておきましょう。
手浴・足浴
お風呂に入る時間がない、疲れているからシャワーで済ませたい…という方には、手浴や足浴がおすすめです。
眠る前やリラックスタイムに、バケツや洗面器に42度ほどのお湯を張り、体の末端をしっかり温めます。これだけでも、体がしっかりと温まるので、汗をじんわりかくことができますよ。
大体15分ほど温めるのがおすすめですが、どうしても湯量が少ないため、お湯の温度が下がりやすいのが欠点です。
ステンレスなどの水筒に熱めのお湯を入れておき、都度、足し湯をすることをおすすめします。
このときも、天然塩や入浴剤を入れると発汗・保温効果が高まります。
水分補給は忘れずに!汗をかく時の注意点
汗を気持ちよくかくためには、気を付けなければならないことがあります。
その中で1番重要なのが、水分補給です。
さて、汗をかこう!と思ったら、まずコップ1~2杯の水分をとるようにしてください。
体内に十分な水分がないと、運動や入浴をしても、思うように汗をかくことができません。それどころか、水分不足のまま運動・サウナスーツの着用・長時間の入浴を行うと、脱水症状や熱中症をおこす危険性があります。
必ず、水分補給を行うようにしてください。また、汗の中には多くのミネラルが含まれています。
体からたくさんの水分とミネラルが失われると、
- 深刻な熱中症
- カルシウム不足による骨粗しょう症
- 鉄分不足による貧血やめまい
- イライラ
などの精神的な不安定を引き起こすことがあります。
水分を摂取するときには、ミネラルが多く含まれた硬水のミネラルウォーターや、スポーツドリンクなどを飲むようにすると安心です。
おわりに
汗をかく、と言っても、さまざまな方法があります。
いきなり高い目標を掲げて無理をしてしまうと、長く続かなかったり、ケガや体調不良を引き起こすこともありますので、まずはご自身の体調や体力と相談してから始めるようにしてくださいね!
どの方法を取り入れるにせよ、汗をかきやすい体にするためには、日々の習慣として行っていくことが一番の近道です。
今回、ご紹介したものは、どれも、短時間・ながら行動で汗をかける簡単なものばかりなので、比較的、取り組みやすいと思います。
さわやかに汗をかき、心も体も気分爽快!な毎日をお過ごしください。
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