キャンドルと一言に言ってもアロマキャンドルやカップキャンドルなど様々な種類がありますが、「フローティングキャンドル」をご存知でしょうか?
フローティングキャンドルを実際に使用しているところを見ると、とても綺麗で癒されます。
今回は、そんなフローティングキャンドルの作り方や使い方についてご紹介していきます。
目次
そもそもフローティングキャンドルって?
そもそもフローティングキャンドルとは、「フロート」と「キャンドル」の合成語です。
「フロート」は「浮き」という意味がありますが、ソーダフロートなどのフロートと言った方が分かりやすいかもしれませんね。
コーヒーやジュースにアイスクリームを乗せたものをフロートと呼びますが、このことから派生して、フローティングキャンドルは水に浮かべて楽しむことができるキャンドルのことをいいます。
「ルミエラ」と言われるテーブル上に置くキャンドルとグラスもこのフローティングキャンドルの一種と言えるでしょう。
水の上でキャンドルが灯されている状態は、とても神秘的で美しいですよ。
フローティングキャンドルならお風呂に浮かばせて楽しむことも!
また、フローティングキャンドルは水の上で灯りを灯していられるキャンドルなので、お風呂に浮かべて楽しむことも可能です。
お風呂でふんわりとキャンドルの火が広がり、キャンドルのロウが暖められる事でより香りが感じられます。
浴室の電気を消しておけばキャンドルの灯りで浴室がほのかに明るくなって落ち着く雰囲気になるので、いつものバスタイムがよりリラックスできる時間になりますよ。
フローティングキャンドルの魅力や特徴は?
フローティングキャンドルの魅力や特徴の中には、主に以下の3つが挙げられます。
- キャンドルセラピーの効果がアップ
- 水に浮かべる事でより幻想的な雰囲気を楽しめる
- 水のそばに置いているので安全
それでは、これらの特徴や魅力について1つずつ見ていきましょう。
キャンドルセラピーの効果がアップ
ゆらゆらと揺れる炎は見ていて落ち着き、癒されますよね。
この効果を使ってキャンドルセラピーを行なっているという方も多いのではないでしょうか。
実はこのキャンドルの炎による癒し効果には「1/fゆらぎ」というものが大きく影響しています。
これは、自然界の中にしか存在しない規則的なものと不規則的なものの間の周波数のことを言い、ちょうどキャンドルの炎がこの「1/fゆらぎ」に当たるのです。
「1/fゆらぎ」は人間の持っているエネルギーと調和するため、「癒される」と感じるといいます。
水に浮かべる事でより幻想的な雰囲気を楽しめる
テーブルや机に置いておくだけでも可愛いキャンドルは、水の上に浮かべてみるととても幻想的な雰囲気に変わります。
水にキャンドルの炎が反射して周囲をふんわりと照らしてくれる様子は、想像するだけでも癒されるような気がしませんか?
水のそばに置いているので安全
キャンドルを倒してしまった時に周りに引火しそうなものがあると、火事になりかねません。
ですが、フローティングキャンドルはもともと水に浮かべて使うキャンドルなので倒してしまってもすぐに火が消えるため、安全に使用することができるキャンドルなのです。
フローティングキャンドルを作る際に必要な材料は?
フローティングキャンドルを手作りする場合には、以下の5つの材料が必要になります。
ホームセンターで販売しているものがほとんどなので、すぐに材料を揃えることができますよ。
- ロウ(パウダーワックス)
- 固形顔料(クレヨン)
- 離型液(サラダ油)
- キャンドル型
- 芯糸
ロウ(パウダーワックス)
出典:Instagram
キャンドルの原料であるロウは、ホームセンターなどで販売されています。
湯煎して溶かしやすいパウダーワックスはインターネット通販などでよく見かけます。
初めてフローティングキャンドルを作るという場合には簡単に入手できるロウがおすすめです。
固形顔料(クレヨン)
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キャンドルに色をつける固形顔料はホームセンターや画材屋さんで購入することができます。
また、稀に100円ショップなどでも固形顔料を売っている場合があります。
固形顔料がなければ普通のクレヨンでも代用することができます。
離型剤(サラダ油)
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キャンドルを型から外す時に外れやすくするために塗っておく離型剤は、ホームセンターや手芸店で購入することができます。
粘土細工のコーナーに一緒に置いてあることが多いので、粘土細工の関連商品を売っているところを重点的に探してみると見つけやすいかもしれません。
また、離型剤がなくてもサラダ油である程度は代用することができますよ。
キャンドル型
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キャンドルの形を決めるキャンドル型は、ロウの熱さで溶けてしまわなければどのような型でも使うことができます。
お菓子作りに使われているクッキーの型なども可愛い形のキャンドルを作ることができるので人気です。
芯糸
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芯糸は火をつける部分ですが、糸にロウを付けてキャンドルと一緒に制作するのでしっかりした糸であればどのような糸でも芯糸にすることができます。
フローティングキャンドルの作り方
それでは、実際のフローティングキャンドルの作り方をご紹介します。
材料は先ほどご紹介したものを基本に、好きな飾りなどを足しても良いですね。
- 離型剤(またはサラダ油)をキャンドルの型に塗る
- 鍋にロウ(またはパウダーワックス)を入れ、湯煎で80℃になるまで熱し、ロウを溶かす
- 80℃に保ったままロウに固形顔料を入れて溶かし、色を付ける
- ロウに芯糸にする糸をくぐらせ、まっすぐにして乾かす
- キャンドルの型に色がついたロウを流し込む
- ロウが固まってしまう前に芯糸を差し込む
- ロウが完全に固まったら型から取り出して完成!
ロウは火にかけると燃える可燃性の物質なので、必ず湯煎で溶かすようにしてください。
直接火にかけると火災の原因になってしまうことがあり、とても危険です。
また、飾りを付ける場合には取れてしまわないようにロウが完全に固まってしまう前に付けるようにしましょう。
動画で学ぶフローティングキャンドルの作り方
初めてフローティングキャンドルを作るという場合には、実際に作っているところを見ながら作ると作りやすいと感じる方も多いかもしれません。
youtubeやtwitter、Instagramなどにたくさんのフローティングキャンドルの作り方を紹介した動画がアップロードされています。
そのような動画を参考にしながらフローティングキャンドルを作ると初めてでも失敗しにくいですよ。
癒し効果抜群!フローティングキャンドルの5つの使い方
フローティングキャンドルの使い方には、様々なものがありますが、以下の5つが主な使い方です。
- グラスに浮かべてインテリアにする
- 大きめの鉢に入れてベランダや庭の装飾にする
- コップに入れてテーブルコーデのアクセントにする
- お風呂に浮かべる
- 人へのちょっとしたプレゼントにする
それでは、それぞれの使い方について見ていきましょう。
グラスに浮かべてインテリアにする
出典:Instagram
一番ポピュラーな使い方としてはこのグラスに浮かべてインテリアとして活用するものがあります。
グラスと一口に言ってもコップのようなものから花瓶のようなものまで好みで様々なものにすることができることがメリットです。
また、グラスの中にガラス細工や花、フェイクフルーツなどの飾りを入れることでキャンドルだけではなく中身も楽しむことができますよ。
大きめの鉢に入れてベランダや庭の装飾にする
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ベランダや庭で過ごす時間がある場合は、大きめの外用の金魚鉢などにいくつかフローティングキャンドルを浮かべてベランダや庭に置いてあげると一気に空間が華やかになりますよ。
コップに入れてテーブルコーデのアクセントにする
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Instagramなどで華やかなパーティのテーブルコーデの写真を見ると、このコップにフローティングキャンドルを入れたものをよく見かけます。
コップにフローティングキャンドルを浮かべてあげるだけでテーブルがぐっとおしゃれになります。
この方法は結婚式の披露宴などでもよく使われている手法なので、ホームパーティやお祝いの時にぴったりの方法です。
お風呂に浮かべる
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フローティングキャンドルは水に浮かべて楽しむので、湯船にいくつか浮かべて特別なバスタイムにすることができます。アロマ付きのキャンドルならバスタイムでも良い香りを楽しむことができますよ。
人へのちょっとしたプレゼントにする
出典:Instagram
フローティングキャンドルは使ってロウが溶けるとなくなるので、気軽にあげられるプレゼントとしても人気です。
自分で手作りすることもできるので、たくさん作って配ることもできます。
フローティングキャンドルを使う際の注意点
たくさんの魅力があるフローティングキャンドルですが、使用するにあたって注意しなければならないことが2つあります。
ここでは、その2つの注意点についてご紹介します。
フローティングキャンドルを入れるグラスなどの入れ物は耐熱のものにする
フローティングキャンドルは水に浮かべるとはいえ火を付けるので、水に浸かっていない上部は熱くなります。
そのため、グラスなどフローティングキャンドルを入れる容器は耐熱のものが好ましいです。
耐熱のものでなくても使用することができますが、ガラスが薄かったり、小さなヒビが入っていたりすると割れてしまうことも考えられるので、安全面を考えて耐熱の容器を使うようにしましょう。
子供やペットの手が届かない場所で楽しむ
フローティングキャンドルに限らず、キャンドルは火を扱うものなので、子供やペットの手が届かないところに置いて楽しみましょう。
テーブルなどに置いて置く場合はなるべく目を離さないようにするなど、怪我をしないように気をつけてあげてくださいね。
おわりに
水の上でゆらゆらと炎が揺れている様子が癒されるフローティングキャンドル。
安全性も高く、キャンドルセラピーにもなるので最近人気が高まってきています。
手作りすることもできるので、自分の好みの色や形、香りのフローティングキャンドルを作って癒しの時間を過ごしてくださいね!
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