ストレス社会に生きているわたしたちは、毎日の生活の中で常に癒しを求めています。
日々、蓄積されていく疲れをセルフケアで改善することも大切ですが、ときには誰かに癒してもらったり、活力を与えてもらうことも必要ですよね。
街中には、たくさんの癒しスポットやリラクゼーション施設がありますが、どのような方々がお仕事をしているのかをご存知ですか?
そこで今回は、疲れを感じている方々に癒しを与える職業を8つご紹介します。
目次
たくさんの人を癒す仕事をしてみたい!癒し系職業って何があるの?
世の中には様々な仕事が存在します。
これから社会に出る学生さん、今までとは違う別の仕事をしてみたいと考えている人の中には、人に癒しを与えることができる仕事をしてみたいと考えている人もいるでしょう。
とはいっても、どんな仕事が癒しを与えることができるのかと疑問を感じてしまいますよね。
たくさんの人を癒す仕事は、悩みを抱えている人の悩みや不安を解消できる仕事です。
たくさんの人が抱えている悩みは人それぞれで、金銭的な悩み、人間関係、子供の教育、身体的な問題、夫婦関係など様々です。
これらの悩みや不安を解消するための専門家も存在します。
アロマの専門家であるアロマセラピスト、色を使って心理的作用で悩みを解消してくれるカラーセラピスト、その他にも心理カウンセラーや整体セラピストなどの仕事があります。
たくさんの人を癒すことができる仕事は、相手だけでなく自分の生活も充実させてくれる仕事です。
癒しのお仕事①:セラピスト
セラピストは「セラピー」という言葉を語源として生まれました。
セラピーは日本語に訳すと「治療・療法」のことで、人々に対して「治療・療法」を施す人のことを総称して「セラピスト」と呼びます。
セラピストの仕事を大きく分けると、主に体に働きかけるものと、心に働きかけるものがあります。
セラピストはそれぞれの分野で必要な専門知識を持っていることが大前提です。
そして、その深い知識をもとに、悩みを抱えている人の話に耳を傾け、適切なアドバイスを行ったり、生活や行動などの改善を促す、などといった仕事をしています。
癒しのお仕事②:アロマセラピスト
植物の香り成分を高濃度に抽出した「精油(エッセンシャルオイル)」を使って、心身の緊張をほぐしたり、不調を和らげたりする仕事です。
相談に来るお客様に、深い安らぎや癒しを与えます。
ショップ勤務
アロマテラピーに関するグッズや精油などについて学び、知識を身につけ、お客様へ商品の紹介や使い方のアドバイスを行います。
お客様の話から、それぞれの好みや悩みを探り出し、ぴったりの精油やグッズを選ぶお手伝いをします。
サロン勤務
アロマテラピーの知識のほかにマッサージやトリートメントなどの技術を習得すれば、エステや美容専門のサロンで勤務することができます。
お客様の体に直接触れ、施術を行います。
アドバイザー
医療関係施設などで、アロマテラピーを使うところもあります。
待合室や施術室にいる患者さんの心を癒したり、リラックスさせるのが目的です。
直接、患者さんに触れる施術ではありませんが、アロマセラピストの活躍の場のひとつです。
スクール講師
民間資格ではありますが、アロマセラピスト関連の資格はいくつかあります。
上位の資格を取得し、実際に企業や個人で職業経験を積むことで、アロマセラピストを育てる講師になることができます。
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癒しのお仕事③:リフレクソロジスト
リフレクソロジーはお客様の体に直接触れ、癒しを与える仕事です。
お客様の足や手などの特定の場所に刺激を与えることで、疲労感やストレスの軽減・さまざまな健康効果や深いリラックスを与えます。
患部に直接触れることなく、手足をやさしくなでたりマッサージするだけで、たくさんの効果が期待できるため、人気や需要も高まっています。
専門店勤務
リフレクソロジー専門店は多く、全国に店舗を構えている企業や、個人経営しているところもあります。
リフレクソロジーと併せて、ほかのリラクゼーション関連の知識や技術を取り入れたお店などもあります。お店にはそれぞれ個性があり、差別化がはかられています。
その他の施設勤務
ホテルやスポーツジム、大型入浴施設でもリフレクソロジーのサービスを行っていることが多いです。
また老人ホームなどの福祉施設などでも、利用者の心と体を癒すために施術が行われています。
癒しのお仕事④:カラーセラピスト
カラーセラピストは、相談者が選ぶ色の意味を読み解き、心へ働きかける仕事です。
相談に来る方へカウンセリングを行いながら、心の中にある悩みや苦しみなどを見つけていきます。
人によって色の感じ方が違うので、カラーセラピストは「相談者は今どのような心境なのか」や「どの色を選べば相談者の心が安定するのか」などを見極める必要があります。
また、選んだ色をどのように生活への取り入れるのか、良い方向へ向かうにはどうしたらいいのか、というアドバイスをすることで、相手に癒しを与えます。
色に関する知識や技術で、人の心理面に働きかけます。
サロン勤務
独立してサロンを開く人が多いです。
専業のカラーセラピストの他に、会社員や主婦や空いている時間や週末などに行っている場合もあります。
カラーセラピーにもいくつかの種類があり、それらを組み合わせて、メニューに幅を持たせているサロンもあります。
スクール講師
サロンの空き時間に、カラーセラピスト養成スクールを開講するなど、知識や技術を組み合わせて、講師の仕事にをしているセラピストもいます。
癒しのお仕事⑤:心理カウンセラー
心理カウンセラーもその名の通り、人の心に働きかける仕事です。
子どもたちのいじめや引きこもりの問題や、社会人のうつ病など、心に何かしらの問題をか抱えている人に対して、カウンセリングを行います。
心理カウンセラーは精神科医とは異なり、薬の処方などは一切認められていません。
しかし、ストレス社会と言われる昨今、相談役としての需要は大きくなっています。
幅広い活躍の現場
カウンセリングは、医療をはじめ、福祉や教育、産業など幅広い分野で積極的に取り入れられています。
心理カウンセラーは、社会から大きな関心を寄せられている仕事のひとつであり、需要はますます増えていくでしょう。
実践を多く積み重ねていくことで、カウンセラーとしてのスキルを磨いていくことになります。
癒しのお仕事⑥:整体セラピスト・整体師
多くの人が仕事や家事、ストレスから様々な体の不調をかかえています。
そんな人の体の緊張をほぐして、体の痛みや歪みを改善させて体調を整えるのが整体セラピスト・整体師です。
整体院勤務
整体のスクールに通って資格を取得して整体院に勤務するケースが多いようです。
駅近くに整体院を構えているところも多く、仕事で疲れを感じた人が気軽に疲れを癒すために仕事帰りに利用しています。
身近で手軽な疲れを癒す場所としてこれからも需要は増えていくでしょう。
独立して自分のお店を開く
整体院では特別な機械などがなくても施術をすることができることから初期費用もそれほど掛からないため、ある程度経験を積んでから独立する人も多くいます。
過去の経験から独自の施術を施す整体院も多くあります。
癒しのお仕事⑦:アニマルセラピスト
動物と触れ合うと人は癒しを感じますが、生活環境によってはペットを飼えない人もいますし、動物と触れ合う機会が少ない人もいます。
そんな人に少しでも動物と触れ合う機会を増やして癒しを与えるお仕事がアニマルセラピストです。
老人介護施設や児童養護施設などへの訪問
アニマルセラピストの仕事は、施設にとどまりお客さんを待つという仕事ではなく、こちらからセラピストドッグと一緒に施設に訪れるというケースが多いようです。
日頃動物と触れ合う機会が少ない人たちが集まる施設に訪れて、犬と触れ合ってもらうことで心身に良い効果をもたらすお仕事です。
癒しのお仕事⑧:アートセラピスト
アートセラピストは、絵画だけでなく音楽などの芸術を使って心理療法を行う専門家のことです。
ヨーロッパではこのアートセラピストになるための国家資格がある国もあるほどで、医療の分野でもその効果が認められています。
福祉施設や医療機関で活躍
福祉施設では、レクリエーションの一つとしてアートセラピストの指導の下に絵を描いたり音楽を聴いたりして心理的な不安を解消しています。
アートセラピーは治療効果も高いことから、精神科医やカウンセラーが治療の一つとして取り入れているところもあります。
精神的不安があっても言葉では上手く表現できない人もいます。
芸術作品を作成することで、その作品に悩みが表現されることが多く、表現された作品を通じて患者の悩みを引き出して治療に役立てられています。
子供の絵画教室
最近では子供への虐待、不登校や引きこもりなどのニュースをよく目にします。
そんな子供の精神的な助けとして、子供向けの絵画教室でもアートセラピストが活躍しています。
おわりに
世の中にはたくさんの癒し系の職業があります。
今現在、自分自身が抱えている悩みが、一体どのようなものなのかを理解し、解決の手助けをしてくれる施設を選んで利用してみてはいかがでしょうか。
また利用する側だった人が、知識や技術を身につけ、施術する方へと転身することも多いようです。
癒し系の職業はたくさんの人を助け、自分にも周りにも活力を与えているのですね!
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