前回(実はとってもいいことだらけ!干し野菜の魅力とは)、干し野菜の様々な魅力についてご紹介しました。
そんな干し野菜は、ベランダや軒下などのちょっとしたスペースで作ることで、とっても簡単に作ることができるのです。
そこで今回は、実際に干し野菜を作るにあたって、準備から完成までをわかりやすくご紹介します。
目次
用意するもの
ネットまたはざる
ネットやざるなど上下から空気が通るものを用意しましょう。ネットがあると、野菜に虫やゴミが付着することや鳥などに狙われるのを防ぐことができます。
保存容器
干し野菜を保存する際には、密閉容器やジップタイプの袋などを用意しましょう。良い乾燥状態を保つために、乾燥剤などを同封して保存するのがおすすめです。
お好きな野菜
干し大根など定番のものを始め、ジャガイモなどの根菜類、きのこ類はもちろん、水分の多いトマトやきゅうりなど、干し野菜は基本的にどんな野菜でも作れます。初めての方は、身近にある野菜から挑戦してみましょう。
干し野菜の作り方3ステップ
① 野菜を切る
野菜は洗ってから、表面の水分を拭き取り、皮をむかずにそのままお好みの形にカットします。野菜は水分が抜けると縮むので、作りたい料理に合わせて、少し大きめの形にカットすると良いでしょう。
② 切った野菜を干す
晴れた日に、ネットやざるの上に重ならないように並べ、1日を通じて風が通り抜けやすい場所に干します(日中の10時~15時がベストタイム)。日当たりのよい庭やベランダが最適ですが、ベランダがない方は、太陽が良く当たって風が通り抜ける窓際に干すと良いでしょう。
梅雨の時季を除いて1年を通して、どの季節でも干し野菜作りを楽しむことができますが、空気の乾燥しやすい冬がおすすめです。
③ しばし待つ
干し時間は、野菜にもよりますがセミドライなら3時間~半日ほど。フルドライの場合1~2日が目安になります。最初のうちは、自分の目や手で乾燥具合を確かめながら時間を調整してください。
保存方法
乾燥後は、湿気や水分を防ぐような密封容器やジップタイプの保存袋など保存容器に入れて、直射日光の当たらない場所や冷蔵庫で保存しましょう。
セミドライの場合、完全に水分が飛んでいない時は、キッチンペーパーで包んでから保存容器に入れるのが良いでしょう。
保存期間は、セミドライの場合、冷蔵庫で1週間程度保存できます。
フルドライの場合は、常温で数週間程度、冷凍庫で半年程度保存できます。
おわりに
干し野菜作りの失敗はなんといってもカビです。
水分を多く含む野菜は、元々カビが発生しやすいので、日差しと風通しの良い場所をしっかり確保しましょう。また、夕方から夜の間は一旦部屋にしまい、翌日に外干しするようにしましょう。
誰でも簡単に作ることができる干し野菜、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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