部屋の空気を循環させるためにサーキュレーターを使っている人もいるのではないでしょうか。
そんなサーキュレーターも使い方を間違えると効果を実感することができません。
せっかく買ったサーキュレーターを有効活用したいですよね。
そこで、ここではサーキュレーターは効果がないのか、サーキュレーターの効果が実感できない原因、効果を最大限得るための使い方、節約効果について紹介していきます。
目次
サーキュレーターは効果なし?もしかしたら間違った使い方をしてるかも
サーキュレーターを購入したのに今までと全く変わらず、サーキュレーターは効果がないと感じている人もいるかもしれませんね。
そんな人はサーキュレーターを扇風機と同じものと考えている人もいるのではないでしょうか。
扇風機は人に風を送って涼しさを感じるものですが、サーキュレーターは空気を循環させるために使う物です。
この目的の違いから扇風機とサーキュレーターとでは使い方が異なります。
扇風機と同じように考えている人は、上手くサーキュレーターを使いこなせていないことが考えられます。
エアコンの効率を良くするために使うことが多いのですが、冷房の時と暖房の時とでは置き場所や風を送る向きなども変わってきます。
サーキュレーターを上手く使いこなして快適な環境作りをしましょう。
そもそもサーキュレーターの正しい用途は?
サーキュレーターの効果を実感するためには、サーキュレーターの正しい用途を知っておく必要があるでしょう。
上記でも紹介した通り、サーキュレーターは空気を上手く循環させることで部屋の中を快適な環境にするものです。
そのため、部屋の中の空気の流れを良く考えて使うのがサーキュレーターの正しい使い方です。
サーキュレーターは部屋の中に置いて作動させればいいというものではありません。
適切な場所、適切な方向に風を送ってこそサーキュレーター本来の機能を発揮します。
正しい使い方を身につけてサーキュレーターを使うことが大切です。
サーキュレーターの効果を実感できない5つの原因
扇風機と同じ感覚で使っている
サーキュレーターは扇風機と同じような形をしているため扇風機感覚で使う人も多くいます。
一時的に風にあたりたい時はいいですが、サーキュレーターは人に風を送るものではないため、この使い方は間違いです。
扇風機と同じ使い方ではサーキュレーターの効果は実感できないでしょう。
空気の循環を考えていない
サーキュレーターの効果を発揮させるためには、部屋の空気をどのように循環させるのが良いかを考える必要があります。
サーキュレーターは扇風機と違って空気の流れを上手く循環させるために活用するものです。
そのため人に向けて風を送るのではなく空気が上手く循環するようにサーキュレーターを使います。
エアコンや暖房器具などの位置などを考慮して、どのような空気の流れが生じているのかをよく考えてサーキュレーターを使いましょう。
単体で使っている
春や秋などの過ごしやすい季節は単体で使っても問題ないのですが、エアコンや暖房器具などを使う季節では一緒に使ってこそサーキュレーターの効果を発揮します。
冷房を使っているから、暖房をつけているからとサーキュレーターを使わないでいると空気循環が悪くなり、エアコンや暖房器具の効率も悪くなってしまいます。
エアコンや暖房を使う季節こそサーキュレーターを積極的に活用しましょう。
置き場所が悪い
空気の循環を考えても置き場所が悪いのでは効果を実感することができないでしょう。
暖房を使う時には、暖かい空気を暖房器具より遠い場所に送るために暖房器具の近くに置くことが多いのではないでしょうか。
この置き場でも悪くはないのですが、サーキュレーターを使って暖房器具から離れた場所の冷たい空気を暖房器具の上の方に送り出す方法でも効率よく部屋を暖めることができるようになります。
このように空気の流れを考えることで効率の良いサーキュレーターの置き場も変わります。
サーキュレーターの効果を実感するためには、部屋の家具や暖房器具などの配置も考えて適切な場所に置いて使う必要があります。
風を送る向きが悪い
温まった空気は軽くなるので上に集まりやすく、冷えている空気は下に集まりやすいです。
サーキュレーターを使う時にはこの特性をよく理解して使うことが大切です。
暖房を使っているときにはサーキュレーターを使って天井付近に風を送ります。
すると天井にある空気が下に循環しやすくなって暖かさを感じやすくなります。
冷房を使う時には冷えた空気を上に向けて送るのもいいですが、壁に向かって風を送ることで壁にぶつかった空気が上に上がるので部屋全体を冷やしやすくなります。
このように、風がどのように循環するのかを考えながら使うのもサーキュレーターの使い方のポイントです。
解決法はこれ!サーキュレーターの効果を得るための8つの使い方
冷房では送風口の下に置く
出典:Instagram
冷たい空気は下にたまりやすいので冷房を使っている時は送風口の下が冷えやすいです。
この送風口の下にサーキュレーターを置くことで冷たい空気を部屋の奥へと循環しやすくなります。
サーキュレーターはエアコンに背を向けて置き、風の向きはエアコンの向かい側の天井に向けておくと良いでしょう。
こうすることで床に溜まった冷たい空気を部屋全体に広げやすくなりますよ。
サーキュレーターを使うと体に優しい
出典:Instagram
冷房を使うと体が冷えすぎると感じる人もいるかもしれません。
そんな人もサーキュレーターを自分の近くに置くことで冷たい空気を循環することができます。
エアコンからの冷たい空気をちょうど良い温度へと変えてくれるので体にも優しいです。
暑い夏でもコタツで涼しさを感じる
出典:Instagram
サーキュレーターを使った裏技を紹介しているサイトでは、冷やしコタツをおすすめしているところもあります。
コタツの中に保冷剤などを入れてサーキュレーターでコタツの中の空気を循環させることで涼しさを感じるそうです。
エアコンが壊れた時などはこの方法で涼しさを感じるのもいいかもしれませんね。
暖房の時は上向き
出典:Instagram
冷たい空気の反対に温まった空気は軽くなるので上に溜まりやすいです。
暖房を使うときはサーキュレーターを上向きにして、天井付近に溜まっている暖かい空気を循環させてあげましょう。
この時のサーキュレーターの置く位置は暖房器具の反対側から天井に向けて風を送ると良いでしょう。
サーキュレーターで風を送ることで上に合った暖かい空気が下にも循環するようになって部屋全体が温まりやすくなりますよ。
暖房時は高い場所に置くのも良い方法
出典:Instagram
暖かい空気は高い場所に集まるので、サーキュレーターを床ではなくタンスなどの背の高い家具などの上に置くのも良い方法です。
高い場所にある暖かい空気をサーキュレーターによって下に送ることで部屋を上手く温めることができますよ。
冬場の換気にも活躍
出典:Instagram
冬場はエアコンではなくファンヒーターや石油ストーブを使っている人もいるのではないでしょうか。
このような暖房器具では定期的に換気が必要になります。
そんな時でもサーキュレーターを換気用として使えば短時間で部屋を換気することができますよ。
2台のサーキュレーターを使う
出典:Instagram
エアコン一台で広いリビングやふすまで仕切られた2部屋を温めたり冷やしたりするときにもサーキュレーターが活躍してくれます。
1台はエアコン付近に置いて空気を送り、もう一台はその反対側から空気を送ります。
この方法ならエアコンから遠い場所の空気をエアコン近くに送り、エアコン近くからはエアコンから出ている空気を送ることができるので効率よく部屋の環境を整えることができるでしょう。
洗濯物の乾燥では真下に置く
出典:Instagram
天候の悪い日が続くと洗濯物は室内で干す人も多いことでしょう。
そんな時でもサーキュレーターを使って空気の流れを作ることで洗濯物が乾きやすくなります。
この時のサーキュレーターの置く位置は洗濯物の真下、風を送る向きは洗濯物に向けます。
サーキュレーターは自由に角度を変えられるのもメリットの一つで、洗濯物の真下に置いて真上に向かって空気を送るのも簡単なので室内でも洗濯物が乾きやすくなりますよ。
サーキュレーターの節約効果は実際どうなの?
サーキュレーターを使うことでエアコンの効率も上げることができます。
エアコンの効率が上がれば電気代も安くなるのではと思う人もいるでしょう。
サーキュレーターを使わずエアコンを使うのと、サーキュレーターを併用してエアコンを使うのとでは、サーキュレーターを併用したほうが電気代を安く抑えることができます。
その効果は、
- 1日で10円程度
- 1ヶ月で300円程度
- 年間では3,600円
もの節約になるそうです。
エアコンの風はどうしても一方向になりやすく、設定温度までに達するには時間がかかります。
サーキュレーターを使えば短時間で設定温度まで達するので電気代節約にもサーキュレーターは有効です。
おわりに
ここではサーキュレーターの効果はないのかについて紹介してきました。
サーキュレーターは誤った使い方をしてしまえばほとんど効果は実感できませんが、上手く使うことで快適な環境を与えてくれることが分かりました。
サーキュレーターを上手く使えば電気代節約にもなります。
上手くサーキュレーターを使って過ごしやすく経済的にもお得な生活を送りましょう。
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