植物を使ったボタニカルキャンドルは、通常のキャンドルとは違った美しさがあることから人気なのですが、使い方によっては危険を伴うこともあります。
ここでは、ボタニカルキャンドルを扱う上での注意点、危険性などについてご紹介します。
安全にボタニカルキャンドルを使うためにも、これからボタニカルキャンドルを購入したいと考えている、今使っている人もぜひ最後まで読んでくださいね。
目次
思わず見惚れるボタニカルキャンドル。でも注意が必要!
ボタニカルキャンドルは、花や草、果物など、キャンドルの中に植物を閉じ込めたキャンドルのことです。
火を灯してもとても綺麗なのですが、そのままインテリアとして飾っても部屋の雰囲気を変えることができます。
複数の植物を使ってカラフルに仕上げられたボタニカルキャンドルは、部屋に華やかさを与えてくれ、そのことで気分も高まる人もいるかもしれませんね。
しかし、このボタニカルキャンドルは使い方によっては、火災などの原因にもなると考えられます。
キャンドルは火を使うため、ボタニカルキャンドルでなくても、火災の原因になります。
ただ、ボタニカルキャンドルは通常のキャンドルとは違い、植物を使用していることでその危険性も高まります。
正しい知識を身に付けてボタニカルキャンドルを楽しみましょう。
ボタニカルキャンドルを使う際の6つの注意点
保存期間に注意
通常のキャンドルなら長時間保存していても問題はありませんが、ボタニカルキャンドルは植物の美しさも楽しむキャンドルなので、その美しさを楽しむには保存期間にも注意をする必要があります。
花材によっては1年以上もつものもありますが、通常の保存期間は半年から1年です。
綺麗なボタニカルキャンドルを楽しむためには、購入してからなるべく早く楽しむようにしましょう。
置き場所にも注意
綺麗なボタニカルキャンドルをインテリアとして楽しむなら、窓辺などの日当たりの良い場所に置きたいと考えている人もいるでしょう。
しかし、長持ちさせたいなら日当たりの良い場所は避けることをおすすめします。
日に当たる場所では綺麗な花材が色あせてしまい、ボタニカルキャンドルの美しさも短期間で失うことになります。
光が当たる方が綺麗には見えるのですが、少しでも長く楽しみたいなら日差しには気をつけましょう。
また、日差しだけでなく、火を使うボタニカルキャンドルは、周辺に燃えやすいものを置かないようにすることも大切です。
持ち運びにも注意
ボタニカルキャンドルの火を消したときには、容器などが熱くなっていることがあります。
この状態で運ぼうとすると火傷などの原因になります。
火を消した後は、ボタニカルキャンドルが十分に冷えているかを確認することも大切です。
芯の調整も必要
ボタニカルキャンドルを使っていると、徐々に芯が長くなることもあります。
この芯が長くなると炎が大きくなり、綺麗に燃やすことができなくなったり、ボタニカルキャンドルの形が崩れたりする原因にもなります。
また、炎が大きいと花材に引火してしまう可能性も高くなるので、長くなったら先端を切って調整をしましょう。
花材の飛び出しにも注意
ボタニカルキャンドルにはいくつかの種類がありますが、タイプによっては周りのロウが溶けて花材が飛び出すボタニカルキャンドルもあります。
花材が上手く飛び出してくると、また違う雰囲気にもなり、これもボタニカルキャンドルの楽しみ方の一つです。
しかし、花材が上の方に飛び出すと、火をつけた時に花材に燃え移る可能性もあります。
花材の飛び出し方によっては、燃え移らないようにカットする必要も出てくるでしょう。
長時間の使用は厳禁
ボタニカルキャンドルの中にはガラス容器を使っていたリ、耐熱シートを使ったりしているタイプもありますが、ロウの中に花材を入れているタイプでは長時間の使用は避ける方が良いでしょう。
長時間使用していると、キャンドルの火の熱で外形が崩れてしまい、花材に火が燃え移りやすくなってしまいます。
ボタニカルキャンドルの安全な7つの使用方法
芯の長さには注意する
出典:Instagram
キャンドルを楽しんだ後はインテリアとしても楽しめるボタニカルキャンドルですが、そのためには良い形のまま使いたいものです。
型崩れをしないための方法として、常に芯の長さには注意をしましょう。
芯が長くなると炎も大きくなり型崩れの原因ともなります。
この場合でも、花材に引火する恐れもあるので、芯が長くなったと思えば一旦火を消してから短くカットするようにしましょう。
最後まで使い切らない
せっかく購入したボタニカルキャンドルだからと、最後まで使い切りたいと考えている人もいるでしょう。
しかし、ボタニカルキャンドルは最後まで使い切らなくても、そのままインテリアとして使うという楽しみ方もできるキャンドルです。
無理に最後まで使い切ろうとすると花材に引火して火災の原因になりやすいと考えられます。
ある程度キャンドルとして楽しんだら、後はインテリアとして部屋に飾るのも安全な使い方の一つです。
安全な場所に置く
出典:Instagram
ボタニカルキャンドルに限らず、火を使う物は、置き場所や周辺にある物には注意する必要があります。
平らな場所に置く、風が当たらない場所に置く、周辺には燃えやすい物は置かないなどの工夫が必要です。
長時間の使用を避ける
長時間の使用もボタニカルキャンドルの型崩れの原因になります。
目安としては、長くても3時間以内、できれば2時間以内の継続時間が安全にボタニカルキャンドルを楽しむ時間となるでしょう。
芯の位置も大切
ボタニカルキャンドルを安全に楽しむには、キャンドルの芯は常に中心の位置にあることが大切です。
中心からずれているとロウの溶け具合も変わってきて花材への引火も心配です。
綺麗にボタニカルキャンドルを使い切るためにも芯の位置には注意を払い、もし中心からずれているようであればピンセットなどを使って中心に戻すようにしましょう。
炎の調節方法
出典:Instagram
芯の長さによっては、炎が小さ過ぎる、逆に大き過ぎると感じることがあります。
長い時にはカットすればいいのですが、炎が小さい時にはどうすればいいかと思う人もいるでしょう。
この時には、中心に溶けたロウをティッシュなどで取り除くことで芯を長くすることができるので炎を大きくすることができます。
火の消し方
一般的にキャンドルの火は吹き消す人が多いと思います。
しかし、この方法では溶けているロウが飛び散ることもあります。
火の消し方としては、ピンセットを使うのが良いでしょう。
ピンセットで芯をつかんで、溶けているロウを使って火を消すことが安全な方法です。
この時には、芯をまっすぐにしておくのも忘れないようにしましょう。
芯をまっすぐに整えておけば、次回使う時にも火がつけやすく安全にボタニカルキャンドルを楽しめます。
危険性を知ってボタニカルキャンドルで癒されよう!
火を使うキャンドルは状況によっては火災の原因になることから安全に使う必要があります。
危険性があると聞くと使用するのをためらってしまう人もいるかもしれませんね。
ボタニカルキャンドルには植物も使用されていて、通常のキャンドルとは少し扱いも違ってきます。
しかし、安全な使い方さえ知っていれば、その危険性もほとんどない状態での使用もできますよね。
危険性があることで使用をためらっていた人も、安全な使い方を知ると、その危険性は当たり前のことであったり、ちょっとした工夫で回避できたりすることが分かります。
安全な使い方をよく確認して、ボタニカルキャンドルを楽しみましょう!
おわりに
ここでは、ボタニカルキャンドルの注意点や危険性について紹介してきました。
キャンドルは火を使う以上、どうしても危険性はあります。
しかし、その危険性も事前に知っておけば回避するのはそれほど難しいことではないでしょう。
キャンドルの炎には癒しの効果があるとされ、見た目にも綺麗なボタニカルキャンドルは毎日の生活に華やかさと癒しを与えてくれます。
安全な使い方を知って、生活の中にボタニカルキャンドルを取り入れてみてはいかがでしょうか。
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