夏になるといつも麦茶を飲んでいる人は多いことでしょう。
麦茶はあっさりとした飲み味で香ばしさも感じられ、夏には人気のある飲み物です。
この麦茶には様々な体に良い効果があることをご存知でしょうか?
ここでは、夏の定番の飲み物である麦茶の成分や効果について紹介します。
今まで麦茶を好んで飲んでいた人、あまり飲まなかった人も、成分や効果を知って活用してみましょう!
目次
麦茶の栄養成分
麦茶の成分としては、
- 炭水化物 0.3mg
- カリウム 6mg
- リン 1mg
- ナトリウム 1mg
- カルシウム 2mg
- 亜鉛 0.1mg
- ビオチン 0.1mg
が含まれています。
このように、麦茶にはミネラル成分が豊富に含まれているのが特徴です。
カルシウムは骨を作るうえで必要になる成分ですし、カリウムは余分なナトリウムの排出、筋肉運動にも欠かせません。亜鉛は細胞の分裂、皮膚や髪の毛を健康に保つ、免疫力の向上、味覚維持にも必要です。
ナトリウムが不足すれば、めまいや脱水症状、脱力感などの症状が現れます。ビタミンの一種であるビオチンはエネルギーを効率よく作るために必要な成分です。
このように、麦茶には体に欠かせない栄養成分が含まれている飲み物です。
汗をかくとミネラル成分も失われることから、ミネラルを含む麦茶は夏には欠かせない飲み物となっています。
特にすごい麦茶の栄養成分は?
麦茶の栄養成分を見ると色々な栄養が含まれていることが分かります。
これらの成分によっても体に良い効果を得ることができるのですが、この成分以外にも麦茶にはすごい成分があります。
その成分が、麦茶の香り成分であるアルキルピラジンです。
この成分は、血液をサラサラにしてくれる効果があります。
夏には大量の汗をかくことで血液がドロドロになってしまうこともあります。
そんな夏に麦茶を飲むことで香り成分によって血液をサラサラにしてくれます。
麦茶によって水分補給ができるだけでなく、このアルキルピラジンの効果によって血液の状態を正常に保てるのもこの麦茶の魅力でしょう。
麦茶に含まれる栄養成分による8つの効果
むくみの改善
麦茶にはカリウムが豊富に含まれています。
このカリウムは体の水分量を調整する働きがあり、むくみで悩んでいる人にも最適な飲み物です。
血圧の正常化
上記でも紹介しましたが、麦茶の香り成分であるアルキルピラジンには血液をサラサラにしてくれる効果が期待できます。
この血液をサラサラにする効果によって、血圧を正常化する効果も期待できるでしょう。
冷え性の改善
冷えは血流が悪化することによって起こります。
血液をサラサラにしてくれる麦茶は血流を改善させ、冷え性で悩んでいる人にも最適な飲み物です。
疲労回復効果
アルキルピラジンは血行を促進させる効果が期待できます。
このことにより、疲労物質である乳酸を効率よく排出することができ、疲労も回復しやすくなります。
ストレスの軽減
香り成分であるアルキルピラジンは血行を良くするだけでなく、その香りによってリラックス効果も期待できます。
ストレスを感じた時には麦茶を飲むことで良いリフレッシュもできるでしょう。
胃の粘膜保護
麦茶には胃の粘膜を守る効果が期待できるとされています。
ストレス社会では、このストレスや疲れによって胃に不調を感じている人も多くいます。
ストレスを感じると自律神経が乱れ胃酸が過剰分泌されることによって胃の働きも悪くなってしまいます。
麦茶で胃の粘膜を守ることで胃の働きを正常に保つことができます。
ガン予防
麦茶を作るときに使われている大麦にはp-クマル酸という成分が含まれています。
この成分は抗酸化物質で、発ガン性物質を抑制する働きがあるとされ、麦茶はガン予防にも効果が期待できます。
虫歯予防
ガン予防に効果的なp-クマル酸ですが、この成分には虫歯予防の効果も期待できます。
虫歯の原因となる菌の働きを抑制することで虫歯予防ができます。
麦茶の効果をもっと詳しく知りたい方はこちらの記事!
麦茶の効果的な飲み方は?
商品によっては水でも作れる麦茶もありますが、麦茶の効果を最大に高めるためには、煮だすのがおすすめです。
やかんでお湯を沸かして麦茶を作ることで麦茶の成分もしっかりと引き出すことができ、効果も高まると考えられます。
煮だすといってもやかんでぐつぐつと煮る必要はありません。
沸騰したお湯にティーパックを入れて、30分程度おいておくだけでしっかりと成分を引き出すことができるでしょう。
ただ、いつまでもティーパックを入れていると苦みなどが増すことから、30分程度で取り出すことをおすすめします。
また、麦茶は飲み過ぎると体を冷やしてしまうので、くれぐれも飲み過ぎには注意をしましょう。
麦茶を飲む時の注意点は?
麦茶の効果を得るために、職場などに麦茶を作って持って行きたいと考えている人もいるでしょう。
この際には水筒やポットなどに入れることになるのですが、麦茶などのお茶を水筒やポットに入れると茶渋によって汚れが目立つようになります。
この汚れはカビなどの繁殖の原因にもなります。
そのため、麦茶を入れる水筒やポットは洗いやすいものを選ぶことが大切です。
注ぎ口から手が入るくらいのポットならしっかりと洗うことができますし、水筒でも洗いやすさを考慮して選ぶことで、外出先でも清潔な麦茶を飲むことができます。
おわりに
夏になればいつもただ水分補給のために飲んでいた麦茶には、驚くほどの効果があることが分かっていただけたのではないでしょうか。
麦茶はカフェインが含まれていないので、小さな子供からお年寄りまで安心して飲むことができます。
いつも麦茶を飲んでいる人はしっかりと煮だしてより効果的な飲み方をするのもいいですし、あまり麦茶を飲んでいなかった人は水分補給には麦茶を飲んで癒しや健康に役立ててみてはいかがでしょうか。
麦茶の効果や飲み方をもっと詳しく知りたい方はこちらの記事!
コメント