みなさんは紅茶は好きですか?食後にレモンティーやミルクティーなどをよく飲むという人も多いと思います。
しかし、紅茶にどんな効能があるのかよく知っているという人は少ないのではないでしょうか。
そこで今回は紅茶が私たちの身体にもたらす効能、また紅茶をより効果的においしく飲む方法などをご紹介します。
紅茶の効能や飲み方を知ることで、これまで以上に紅茶を飲みたくなりますよ!
目次
食後に紅茶を飲むことは健康的な習慣なの?
長い間、紅茶は世界中で飲まれ続けてきました。
昔は薬として用いられていたともいわれています。
紅茶には、紅茶ポリフェノールやカフェインなど健康をサポートしてくれるさまざまな成分が多く含まれており、健康面で非常に役に立つことが研究により明らかになっています。
紅茶は健康に役立つ飲み物ではありますが、薬ではないのでいつでも飲むことができます。
しかし、紅茶は食後に飲むことで、紅茶の持つ効果を最大限に生かすことができます。
食後に紅茶の香りを楽しみながらおいしく味わい、心身ともに健康になっていきましょう!
食後はコーヒより紅茶の方が良い?
食後に飲みたくなるコーヒーや紅茶は、どちらもなくてはならない存在になっているという人も多いことでしょう。
そんなコーヒーと紅茶、飲むならどちらの方が美容や健康面に効果があると言えるのでしょうか?
コーヒーと紅茶にはどちらも優れた効果があります。
コーヒーの香りは、嗅ぐとリラックスしていることを現すα波が出ると言われています。
そのためコーヒーを飲むと心地良い気分にさせてくれる効果があるので、気分が落ち着いたり、リラックスをすることができます。
一方で紅茶にもたくさんのうれしい効果やメリットがあります。
ハイドロキノンという成分がシミやシワの原因となるメラニンの生成を抑えてくれるため、女性にはうれしい美白効果が紅茶にはあると言われています。
またコーヒーと同様、紅茶にもリラックスしたり疲労回復に効果があると言われています。
女性にとって気になるのは、「どちらを飲む方が良いのか?」ということだと思います。
美容面からみると紅茶のほうが女性にとって嬉しい効果があるようですね。
自分の好みの方を飲むことが一番良いと言えますが、美容に関心のある方は紅茶飲んでみてはいかがでしょうか?
食後に紅茶を飲むことによる5つの効果
風邪やインフルエンザの予防
紅茶にはカテキンの殺菌作用があるので、体を温める作用と合わせて風邪の予防に効果的です。
さらには
- ガンの転移の抑制
- 胃潰瘍
- 十二指腸潰瘍
- 胃ガン
- 動脈硬化
- 老化防止
によく効くと言われています。
食後に飲むだけで効果がありますが、ミルクを入れると抗菌力が大幅に低下してしまうため、食後の紅茶にはストレートで飲むことをオススメします。
ダイエット効果
食事をしたあと血糖値が急激に上昇すると、それが脂肪となってカラダに蓄積されてしまいます。
紅茶には脂肪燃焼効果があるといわれるテアフラビンやカフェインが含まれているため、脂肪を燃えやすくしたり、糖質やコレステロールの吸収を抑えることができます。
そのため食後に紅茶を飲むことでダイエット効果が期待できます。
口臭予防
口臭の原因は、食事をした後の食べかすがガスを生じさせることによるものです。
紅茶に含まれるポルフェノールは、口臭の原因となるガスを抑制させる効果があることが研究によって明らかになっています。
口臭が気になる人や外出先などで歯を磨くことができない人は、食事をした後に紅茶を飲めば口臭を抑えることができます。
リラックス効果
紅茶には覚醒効果があるカフェインと、興奮を鎮めるテアニンという成分が含まれています。
この正反対の効果がある二つの成分は、同時に取ることによって相乗効果が出てくることがわかっています。
食後に紅茶を飲むことで上記二つの成分の相乗効果で、より深いリラックス効果を得ることができます。
美肌効果
紅茶には、美肌効果のある成分がたくさん含まれています。
紅茶ポルフェノールには、シミ、しわなどをなくす抗酸化効果があります。
加えて、紅茶のハイドロキノンという成分は化粧品にも使われている成分で美白効果があることがわかっています。
さらに紅茶は、ビタミンミネラルが豊富です。
つまり、紅茶は活性酸素による害から肌を守り、肌を白くし、肌の健康を保つ栄養素を補給してくれます。
さらに、紅茶には疲労回復効果、ストレス解消効果、ダイエット効果など、美肌に必要な間接的な効果もあります。
食後におすすめの紅茶の種類はこの6つ!
アールグレイ
アールグレイは、茶葉にベルガモットオレンジの香りをつけたベルガモットオレンジの爽やかな香りが特徴的な紅茶です。
ベルガモットオレンジは、リラックス効果や殺菌効果が高く、精神安定や感染症の治療にも有効であるといわれています。
カモミールティー
カモミールは、ギリシャ語で「大地のりんご」という意味で、その名の通りりんごのような爽やかで優しい甘い香りが特徴的な紅茶です。
強いリラックス効果を得られることで有名ですが、そのほかにも花粉症を抑える、胃腸の調子を整え、症状を抑える、月経痛の緩和、疲労回復効果など様々な効果を得ることができます。
ラベンダーティー
ラベンダーティーは柔らかい甘みがあり、ラベンダーの香りがほのかに残る味わいをしています。
香りは、ラベンダー特有のフローラルな香りです。
高い鎮静作用があるため、緊張を和らげるリラックス効果や、イライラの解消、不眠を改善する安眠効果、ストレス軽減などの効能があります。
気分をリフレッシュさせる作用もありますので、気分の落ち込みを軽減する抗うつ効果にも期待できます。
レモンティー
レモンには、クエン酸が豊富に含まれていますので、紅茶に入れると新陳代謝を活発にし、身体を温める効果が高まります。
また植物の中で一番ビタミンCがあり「ビタミンの爆弾」という異名を持っています。
ハイビスカスティー
ハイビスカスティーにはビタミンC、クエン酸、リンゴ酸、アミノ酸が豊富に含まれています。
また美肌効果や利尿作用によるむくみ解消、デトックス効果などもあります。
食後に紅茶とブレンドして飲むことで、紫外線によるシミやそばかすなどを改善する効果が強まります。
ルイボスティー
ルイボスティーは芳ばしい中に甘みがある独特の味わいをしていますが、後味はさっぱりとして比較的飲みやすいお茶です。
香りは、ほのかに芳ばしさが漂う香りです。
ルイボスティーには高い抗酸化作用があり、活性酸素を取り除く働きに期待できるためアンチエイジングに効果的です。
肌のくすみやたるみシワニキビなどを予防する作用もありますので、お肌を健康に保つ美肌効果にも期待できます。
一方、免疫力を強くする作用もあるため、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状の対策にも有効といわれています。
食後に美味しく効果的に紅茶をいただく5つの飲み方
茶葉を使っておいしさUP
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紅茶はティーバッグを使っている方が多いと思いますが、ティーポットと茶葉を用意することで普段の紅茶をさらにおいしくさせることができます。
お湯の温度は90℃、沸騰しすぎのお湯だと紅茶の香りが減ってしまうので注意しましょう。
茶葉の量は必ず計り、商品のラベルを確認してくださいね。目安としては、ティースプーン1杯がカップ1杯分、お湯をティーポットに入れて蓋をしたらしっかり蒸らすのがコツです。
時間は4分前後、この間に一度スプーンで軽く混ぜてください。
注ぐ時はティーポットを回して、うまみが上手に混ざるようにしながら注ぎましょう。
食後の紅茶にひと手間加えるだけで、グンとおいしさがアップしますよ。
ティーバッグでもひと工夫で美味しく
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茶葉で本格的にいただくのも良いけど、もっと手軽に紅茶を楽しみたい!という方にはティーバッグもおすすめです。
ひと工夫するだけで茶葉で淹れたような香りをコクを楽しむことができます。
まず温めたカップに沸騰したての熱湯を注ぎ、ティーバッグを入れます。
1杯分の湯量は150~160ml。ティーバッグは1袋で1杯が基本です。
受け皿などでフタをして蒸らします。軽く数回振って取り出します。
強く振りすぎたり、スプーンで押しつぶしたりすると渋みがきつくなるので注意しましょう。
次に温めたポットに杯数分の熱湯とティーバッグを入れ、フタをして蒸らします。最後にフタをすると香りを逃がさずしっかり蒸らすことができます。
蒸らし時間は商品によって異なりますので、パッケージの表記を確認してくださいね。
アイスよりホットのほうが、より効果的
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冷たいものを飲むと体温が下がります。
ひんやりとした涼しさは得られますが、体が冷えることで基礎代謝が下がり、脂肪が燃焼しづらくなってしまいます。
ダイエット効果を狙って紅茶を飲む場合は体を冷やさないように、なるべく温かい温度で飲むのが効果的です。
また紅茶には体を温める成分も入っているので、温かい温度で飲むことで相乗効果を得ることができます。
どうしても熱いのが苦手な方は、常温にちかいくらいの温度でいただくのがおすすめです。
しょうがやシナモンをプラスする
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しょうがを加えた「しょうが紅茶」は、体を温めてダイエット効果を上げるということで知られています。
またシナモンにもしょうがと同様に体を温める効果があって、脂肪の燃焼を助ける働きもあるのでシナモンティーにして飲むのもおすすめです。
また、抗酸化作用もあるので美容にもいいといわれています。
はちみつを加える
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紅茶にふくまれるカテキンやはちみつのグルコースオキシダーゼと呼ばれる酵素の効果により、紅茶にはちみつを入れると甘くて美味しいだけではなく、のどにもやさしいといわれています。
ストレートティーを作り、そこへはちみつを、標準的な量ではティースプーンで2~3杯入れればはちみつティーの出来上がりです。
たっぷり入れると、はちみつの香りも楽しめます。
寒い日にはいつもの紅茶に、はちみつをプラスするのもおすすめです。
食後の紅茶を飲む際の注意点は?
一日3杯程度を目安に
紅茶には、尿路結石や腎結石の原因となるシュウ酸が比較的多く含まれていますので、飲み過ぎには注意しておきましょう。
また飲み過ぎでむくみが逆に悪化してしまう場合もあります。
紅茶は、1日3杯~5杯が適量ですので、ほどほどの量を毎日飲むように心掛けましょう。
砂糖やミルクはなるべくいれない
牛乳に紅茶は定番の飲み方ですが、実は健康効果の面で紅茶にミルクを入れるのはあまりおすすめできません。
ミルクの成分は紅茶のカテキンの効果を打ち消してしまうからです。
紅茶とミルクは味の面ではとても相性がいいですが、健康面でみるとはせっかくの健康効果のある紅茶成分カテキンがなくなってしまいます。
ミルクティーで飲みたい方は、カロリーオーバーを避けるため、豆乳やアーモンドミルクで代用しましょう。
夜遅くに飲むのは控える
夜遅くに紅茶を飲んでしまうと、カフェインの覚醒作用で「睡眠の質」が低下してしまう恐れがあります。
夜に紅茶を飲みたいときはリラックスして落ち着けるハーブティーなどを選ぶと、質の良い睡眠が得られますよ。
貧血の人はカフェインを控えめに
貧血とは、血液中の赤血球やヘモグロビンが基準値より少なくなった状態を指します。
多くは鉄分の不足が原因の「鉄欠乏性貧血」で、血液中の鉄分が不足するとヘモグロビンを生成できません。
紅茶に含まれるカフェインは鉄分の吸収を妨げる作用があるため、貧血気味の人は摂取を控えることをおすすめします。
おわりに
いかがでしたか。
美容や健康などにさまざまな効果を発揮してくれる紅茶、もう飲まずにはいられませんね!
紅茶は茶葉の種類も多いため、飽きずに飲み続けられるのではないでしょうか。
色々なフレーバーがあるため、自分だけの飲み方を発見することも楽しさのひとつです。
毎日の食後に上手に取り入れて、紅茶の優れた効果を活用してみてくださいね。
あなたもぜひ、今日から紅茶生活、始めてみましょう!
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