あなたは普段、空を眺めていますか?
日中は仕事で忙しい、休憩時間はスマホばかり見ている、歩くときは足元ばかり見ている、仕事のことを考えながら家路につく…そんな毎日を送っていませんか?
空をゆっくり眺められるほど、時間にも気持ちにも余裕なんてないよ!という方にこそ、意識的に空を眺める時間を作ることを強くおすすめします!
実は空には疲れ果てた心を癒す力があるのです。
目次
みなさんは仕事や人間関係で疲れていませんか?
仕事中はどうしても、自分自身の気持ちや体力については後回しになります。
取引先の相手のこと、上司からの評価、部下のフォロー、達成させなければいけないノルマ、翌日の会議…。
その他にも、
- 仕事ができない人だと思われたくない
- 気が利く人だと思われたい
- 優しい人だと思われたい
などといった「今の自分のよりできる人間に見られたい」という感情も、どんどん自分自身を追い込んでしまう原因になります。
ストレスがどんどん溜まり、疲れ果ててただ家に帰って寝るだけの日々に、気が付けば心も体もガチガチになってしまいます。
そんなとき、いつでも変わらずあなたのことを包んでくれるものがあるのです。それは、いつでも・どこまでも果てしなく続く空です。
疲れた心を癒してくれる。時間帯で移り変わる空の魅力
「綺麗な空」とひとくちに言っても、季節や時間帯によってさまざまな表情がありますよね。
ここでは、時間帯で移り変わる空の魅力をご紹介します。
朝焼け空
早朝に出勤するという方は、朝焼けの空を眺めるのがおすすめです。
日の出を迎える瞬間に立ち会えると、その日1日を爽やかな気持ちで迎えられること間違いなしです。
日の出の1時間ほど前になると、暗闇に包まれた空がだんだんと青く染まり始めます。
そして、太陽のオレンジ色の光がだんだんと浮かび上がってくる空の表情は神秘的で、まるで時間や場所を忘れさせてくれるような感動があります。
出勤前に眺めるのもいいのですが、おすすめはやはり旅先の風景なのではないでしょうか。美しい朝焼けをバックに露天風呂に入ったり、水辺を散歩するというのも風情があっていいですよね。
朝焼け空は、秋から冬にかけての、空気が澄んでいる季節が1番美しいとされています。
寒い時期・冷え込む時間帯ですので、朝焼けの時間帯に外出する方は、防寒対策もしっかり行いましょう。
青空
気持ちよく晴れた明るい空は、綺麗な青色をしています。
そもそも、青という色は人間の副交感神経に作用すると言われています。
副交感神経が優位になると、興奮・緊張状態から、鎮静・リラックス状態へと切り替わり、脈拍や血圧を下げてくれます。
また、空をちゃんと見上げるには、いったん建物の外に出る必要がありますよね。
よく晴れた日に屋外に出ると、必然的にサンサンと輝く太陽の光を浴びることになります。
太陽光を浴びたとき、人間の体内ではセロトニンと呼ばれるホルモンが生成されます。セロトニンは別名「幸せホルモン」とも呼ばれており、精神を安定させてくれる働きがあります。
そのため、心が安らいで幸せな気分になったり、前向きな気持ちにさせてくれるのです。
さらに、痛みを緩和する働きもあるため、普段からなんとなく感じているような頭痛や腹痛、倦怠感などを緩和・予防してくれるといった嬉しい体調変化も期待できます。
夕焼け空
夕焼けの空には、
- あたたかなオレンジ色や金色に輝く太陽
- 夜の訪れを感じさせる紫がかったような空
- 藍色を混ぜたような空
など、さまざまな色がグラデーション豊かに広がっていますよね。
子どもの頃には、空が暗くなったらおうちに帰る時間、という懐かしい思い出がある方も多いのではないでしょうか?
あたたかく、懐かしい気持ちにさせてくれるのが、夕焼け空の1番の魅力です。
夕焼け空も、空気の澄んだ秋から冬という季節が、最も美しい夕日に出会える時期だと言われています。
日没する瞬間を待って眺めるのもいいのですが、日没後の夕焼け空がゆっくりと夜に向かっていく変化もまた、美しいものです。
夜空
夕焼け空が少しづつ暗くなっていくと、今度は夜空の出番ですよね。日没後に西の空を眺めてみると、宵(よい)の明星を見ることができます。
また、時期によっては三日月を見ることもできますよ。
星座に詳しくないという方でも、
- ひしゃくの形をした北斗七星
- Wの形をしたカシオペヤ座
- 冬空でキラキラと輝くオリオン座
などは、比較的簡単に見つけることができるでしょう。
夜空をじっと眺め、星たちの瞬きを見つめていると、不思議と無心になります。
疲れ切った心や頭の中のモヤモヤがすっと消えていくような、しばし忘れさせてくれるような、そんな感覚に包まれることと思います。
わたしたちが見ている星々の光は、数年~何十年も前のものだったり、星雲になると数百万年前のものだったりします。そう考えると、今の自分の悩みがちっぽけなものに感じられませんか?
たまには、夜空の星たちに思いをはせながら、自分の心の中をクリアにする時間をもてるといいですよね。
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疲れた時には綺麗な空を見上げてみませんか?
たくさんの癒し効果と、魅力を持っている空。
疲れている、時間に追われている、そんなときにこそ、ほんの数分でもいいので空を見上げてみませんか?
空を見上げることで自律神経を整え、呼吸を落ち着かせることで、今抱え込んでいるストレス自体も軽減させやすくなりますよ。
特に、仕事や人間関係で疲れてしまった時には1日の終わりに空を眺めるのがおすすめです。
自律神経には
- アクティブな交感神経
- 鎮静の副交感神経
の2つがあります。
仕事や人間関係で疲れてしまった交感神経を鎮めて、副交感神経に切り替えてゆっくり休養することが大切です。
交感神経が活発な状態のままで休憩時間を終えて仕事に戻ったり、夜、布団に入るようなことが頻繁に繰り返されると、休むべきときに体が興奮状態を引きずってしまい、ますます体調を崩してしまう可能性があるのです。
また、空を見上げるには顔を上げなければなりませんが、この体勢になると、軌道がぐっと広がって、自然と深い呼吸ができるようになります。
このように酸素をたくさん取り込むことで、血中の酸素濃度が上がり、ますます副交感神経を優位にすることができるのです。
おわりに
仕事や人間関係に悩み、心や頭の中が不安や焦りに支配されているとき、わたしたちはついつい、うつむきがちになってしまいます。
自分を守れるのは自分だけ。そんな感情が、あなたの体と心をぐっと固く、窮屈な姿勢にさせているのです。
そんなときこそ、防御の姿勢をとることをやめて、ほんのちょっとだけ空を眺めてみる余裕を持ってみませんか?
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